[Archive]Together For 311 第二回追悼式

<03.14.2013>
ニューヨークも今週月曜日で東日本大震災から丸二年を迎えました。

私自身もFellowship for Japanという草の根グループの一員なのですが、
今年も去年に続き、ニューヨーク市内の教会で、
「Together for 311」という追悼式を行いました。
今年もニュースなどで見てくださった方もいると思います。

Church.jpg

2年目ということで、どれだけの方が集まってくださるのか、心配ではあったのですが、
私たち自身も気づかなかった、多くのニューヨーカーの思いを知ることができました。

今日はそんなニューヨーカーから、日本のみなさんのメッセージをお伝えしたいと思います。

ニューヨーク時間3月10日(日)夕方、日本の3月11日朝にあわせて開催した
「Together for 311」

去年は予想を大きく上回る、1000人以上の方が集まったのですが、
今年もどれだけの人が来てくれるかまったく見当がつきませんでした。

準備の合間をぬって、主催者代表、
ニューヨーク在住のシンガーソングライターAK(柿原朱美)さんに、
この追悼式を迎える今の思い、去年と今年でどう違うのかを聞いてみました。

AK-1.jpg

「このTogether for 311は、何のために私たちがスタートしたか、
そのもともとの意味に立ち返ると、ニューヨークからは遠い日本ですが、
被災地に住んでいる方々、そして犠牲となられた方々に祈りを贈ろう、
そのための場所を作ったので、そういう意味では気持ちはまったく同じ。
そして今被災地に住んでいる方々に、
“忘れてないからね、ニューヨークからみんなが気持ちを寄せて、いっしょに復興させて
行こう”というメッセージを贈るつもりなので、その気持ちは変わっていないです。」

AKさんの言葉に答えるように、
夕方4時の会場とともに続々とニューヨーカーが会場に入ってきました。
何人かにお話を聞きました。
この女性は、
「私は東京にいて、震災の経験をしまして、あっという間に時がすぎてしまったのですが、
まわりの人が過去の出来事として受け止めているのが気になって、
これを将来伝えていかなければならないなと、強く思っています。」
このアメリカ人の男性は、
「僕の妻は日本人で、これまでに13回日本に行きました。
2年前の津波と地震は本当に悲しいできごとで、一度も忘れたことはありません。
こうやって支援ができ、思いをはせることができるのは私たちにとてとても重要です。
このようなイベントが毎年あるといいですね。人は忘れやすいものだから。」
そして彼の奥様は、
「こちらの、アメリカの報道が全然ないのがちょっとショックですね。
ボランティアに(被災地に)一度うかがって、現地の人がよくおっしゃっていたのが、
“忘れられるのが一番怖い”とよくおっしゃっていたので、忘れてない人がいるって事を
伝えたいですね。」

それぞれの思いを胸に集まったニューヨーカーたち。

まずニューヨーク日本領事館総領事の広木大使からの英語の開会メッセージ
そして、黙祷が捧げられました。

Mokuto_1.JPG

会場の灯りが消え、
来場者にお渡ししたペンライト型のキャンドルが、
静かにゆれていました。

Mokuto_2.jpg

そして来場者の目が釘付けになったのは、
被災地のたった今を伝えるビデオメッセージです。

今年は、自らも被災しボランティア活動を続ける「遠野まごころネット」の臼沢良一さん、
Usuzawa.jpg

宮城県石巻市で被災、「こまっちゃぐれタオル」という
チャリティータオルを作っている女性たち、
obachan.jpg

そして、福島県郡山市で、子供たちのための屋内運動施設を運営している、
ペップ子育てネットワークの菊池信太郎医師などからのメッセージが寄せられました。

Pep.jpg

そのお話の中で
「なかなか外遊びができない子供たちの肥満が問題になってきている」
という一言に驚きました。

また、こまっちゃぐれタオルを作っている女性たちは、
震災当時の話をする時には曇っていた表情が、
「みんなでいっしょに作りながらおしゃべりするのが楽しくて」
とあふれるような笑顔になる、
その姿が本当にいとおしく感じました。

そして去年もメッセージをくれた
福島県相馬市、みなと保育園の子供たち、

Minato%20preschool.JPG

ここにはAKさんが何度も訪れ、
子供たちが書いた絵をラッピングペーパーにして販売、
その収益を寄付するなどして支援を続けています。

今年も元気な歌と共にメッセージをくれました。
「みなと保育園は元気です。がんばっています。一歩一歩前進しています。
ニューヨークのみなさんありがとう。」

観客の中には涙ぐむ人もいました。

Audience_1.JPG

Audience_2.jpg

この追悼式のために駆けつけてくれたゲストの一人が
911の遺族であり、
Peaceful tomorrows 平和のための911遺族会のメンバー、
グロリア・ウィリアムズさん。

Gloria.JPG
グロリアさんからのメッセージです。

「まずこうしてサポートできることは私たちにとってとても重要です。
なぜなら、私たちは遺族のみなさん、家を失ったみなさんの気持ちがわかるからです。
私たちのグループは、愛する人を失った痛みを
世界の平和のための活動に変えるために生まれました。
他の人のために何かすることで、この痛みをポジティブなものに変えることができるんです。
私が日本のみなさんにアドバイスできるとしたら、
同じように誰かのために良いことをすることで、
ネガティブな状況をポジティブに変え、
過去に生きるのではなく、希望をもって未来に進んでいくこと。
そして大切なのは、
子供たちにそれを教えていくことだと思います。」

グロリアさんの思い、
そしてニューヨークに住む人々の思いがひとつになった追悼式、

来場者は520人、去年の半分でしたが、
集まった寄付金$11000(およそ100万円)は、去年とほとんど変わらず、
みなさんの熱い支援の気持ちを感じることができました。
この寄付金は全額が被災地に贈られます。

「離れていても思いは届けられる。」
そして「決して忘れない」という私たちのメッセージが、
被災地に届いてくれることを心から願っています。

* 去年来場者に書いていただいたメッセージカードは、4つのアルバムに分けて被災地に贈られ、そのうち1つがみなと保育園の子供たちや親御さんからの返信メッセージと共に戻り、残りの3册はまだ被災地をまわっています。
今年もみなさんに書いていただいたカードをアルバムにして、被災地に贈る予定です。

Card.jpg

写真協力:
TOGETHER FOR 3.11 SECOND ANNIVERSARY MEMORIAL FOR JAPAN Official Photography
© Romi Uchikawa & Shino Yanagawa

もっと多くの写真、日本での新聞、ニュースへのリンクは公式フェースブックページからどうぞ。近日中にビデオメッセージもアップされますのでぜひチェックしてくださいね。
http://www.facebook.com/TOGETHERFOR311

*このポストはJFN Flowersのサイト・アーカイブから転載したものです。

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