(JFN Day By Dayでレポートした内容を再構成しています)
マンハッタンの中心部大変なことになっています。史上最悪の交通渋滞!!!
毎年この時期はニューヨーカーだけでなく、ロックフェラーセンターのツリーなどを見に来るツーリストで大混雑。
そして今年加わったのはトランプタワー前の警備!!
トランプ一家が住むビル、58階建ての黒とゴールドで大変目立つ高層ビルで、
オフィスと富裕層の住宅が入っています。
しかも5番街のど真ん中で、あのティファニーの隣。ビルの1階にはグッチが。
ところがトランプタワーの前の舗道はNYPDが警備にあたり24時間交通規制、
つまり買い物したい人は、チェックポイントで荷物チェックを受ける必要あり。
おかげで近隣のお店、中でも小規模の小売店は客足が減ってとても困っているという情報もあります。
というのも、この時期はクリスマスショッピングのピークで、今を逃したらいつ売る?というくらいのかき入れどきだからです。
ところでクリスマス・ショッピングって、みんな一体何を買っているのか?一体どれくらい買っているのか?
今日はアメリカのクリスマスショッピング事情をレポートします。
全米小売店協会によると、今年のクリスマスシーズンに全米の小売店の
売り上げトータルはの予測は6千500億ドルつまり、75兆円、
これは 1年間の総売り上げのおよそ2割にあたります。
これが小規模な店になると1年の売り上げの3割くらいを、この時期に売り上げるところもあるそうなんです。
そして、アメリカ人一人が使うお金の平均は、約11万円。
そんなに何を買っているのか?11万円のうち7万円近くはプレゼントで、ほとんどが家族へのギフト。
それも一緒に住んでいる家族だけでなく、クリスマスで集まる親戚みんなにプレゼントをあげる人も多いので、
人によっては一人で10個も20個も30個も買う人がいます。
服、靴、ジュエリー、おもちゃ・・・あらゆるもの!
そして、ついでに自分へのプレゼントも買ってしまいます!この時期はどんな小売店も大セールをしているので、
このタイミングで大画面のテレビや家具を買う人も多い。その金額一人平均約1万7千円
<約11万円($935.58)の内訳>

しかし、そもそもなんでこんなにプレゼントするのか?これはもうサンタクロースの伝統ですね。
クリスマスイブの夜サンタは世界中の子供達にプレゼントを配ってまわる、
その数5億人分以上、1秒間に直すと6000個だそうです。
アメリカ人もこの時期みんながサンタになって、みんなにプレゼントを配る。
以前もお伝えしたように、「give 」与える喜びがクリスマススピリット。
そして、みんながプレゼントをもらえることも重要なんです。
商業的、と言ってしまえばそれまでですが、リストを作って一生懸命買い物して、それが国の消費経済を支えている、アメリカというのはそういう国なんですね。
最後にこの時期話題の今年のトレンド・ギフトちょっとだけご紹介しておきましょう。
まずおもちゃで今入手困難になっているのはHatchimals(ハッチマルズ)〜たまごっちのロボットバージョン?・・・卵が割れて中からヒヨコが出てくる、それが成長していというロボットおもちゃが超人気。
こういういわゆる「スマート・トイ」が今年のトレンドでもあります。
大人も欲しがる子供用ギフトは子供用テスラ〜あの電気自動車のテスラが出しているミニチュアカー。子供を乗せてちゃんと走ります。
みんなが買うギフト:アグリーセーター
アグリー=醜いという意味ですが、赤や緑のクリスマスカラーでサンタやツリーがあみ込みされている、ど派手でクリスマスにしか着られないセーター。
昔からあるものですが、最近は若者がどれだけ派手なものを着るかを競うようになっています。
あのウーピー・ゴールドバーグも自分のアグリー・セーターブランドを立ち上げ、大ヒットしています。
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