[Radio]期間限定企画・今日のトランプ大統領「ロシアと仲いいの悪いのどっちなの?北朝鮮はどうするの?」DAILY President Trump, Is Russian Love Affair Dead or Still Alive?

(JFN系全国ネット ON THE PLANETで4月中の月〜木で放送している「今日のトランプ大統領」を再構成しています)

4月12日(水)放送

一週間前は、ロシアが去年の大統領選の結果をトランプに有利にするために、ハッキングやリークを行って、トランプ陣営もそれに協力していた疑いで、FBIが調査をしている、という話をしました。

ところがそんな疑惑も吹っ飛んでしまうほど、わずか1週間ですべてが変わってしまいました。

アメリカのシリアへの報復攻撃と、それに続く朝鮮半島海域への海軍艦隊の移動、トランプ大統領とキムジョンウン委員長との、ケンカを売りあっているような強い言葉の応酬、果たして戦争するのか? 世界を揺るがす危機とアメリカメディアは報道しています。

でもアメリカ人が一番驚いたのは、トランプ大統領の心変わりです。この衝撃的とも言える心変わりが、世界に危機を招いていると言っても言い過ぎではないかも。

実はシリアも北朝鮮問題もキーになるのはロシアです。シリア、北朝鮮どちらもロシアが肩入れしてきた国だからです。トランプ大統領が両国に対し性急とも言える対応を行ったのはロシアに対しても喧嘩を売っているようなもの。

でもこれがおかしい。これまで言っていたことと違いすぎるんです。
トランプ大統領は、これまで選挙戦の時からずっと、プーチン大統領を オバマよりも素晴らしいリーダーだと賞賛し、ロシアと仲よくした方が絶対いい、と言い続けて、アメリカにとって長年「敵国」だったロシアに接近する匂いをさせてきました。

そのためロシア側も、 親ロシアらしいトランプが大統領になった方が有利と考えて、トランプ大統領を当選させるためにハッカーを使ったりして色々やった。

ところが今回トランプ大統領は、親ロシアかな?と思われた態度を180度転換してしまった。長いこと喧嘩していてやっと仲よくなりかけた友達に、やっぱり君とは付き合わないから、と手のひらを返したような・・・

この突然の心変わり、それもなぜ今?

シリア問題にしても北朝鮮にしても、昨日始まったわけではないのに。

憶測は色々ありますが、一つは今このタイミングでティラーソン国務長官が就任後初めてロシアを訪問していることです。つまり、軍事力で外交交渉を有利に持って行こうという考え方。

でもここでお伝えしておきたいのは、今ロシアと交渉しているティラーソン国務長官はプーチン大統領のお友だち。元石油最大手エクソンCEOで、ロシアの石油開発に貢献したとロシアで大きく評価されている人物。

だったらやっぱり仲いいんじゃないか、悪そうに見せかけているだけなんじゃないか、そう考えると、また来週あたり雨降って地固まるってことで、それどころか、ロシアが大幅に譲歩して、(特にシリア問題で)友好関係が出来上がるかも。
長年の懸案だった経済制裁をなくしましょうという方向にも進むかも。
そうすると得する人がトランプ政権にはたくさんいるらしいという話は先週した通りです。

ずいぶんな話に聞こえるかもしれませんが、そうでも考えないとこの突然の心変わりの説明がつかない。

ただその前に多くのアメリカ人が一番恐れているのは、特に北朝鮮情勢が取り返しがつかない事態になることです。
ただトランプ政権はその「恐れ」も計算に入れて行動している可能性も考えておくべきだと思います。こうなると、その計算が狂っていないことを祈るばかりです。

 

JFN系最大36局ネット(時間帯・曜日により若干変更有)26時8分くらいから
ネット局:青森、岩手、秋田、仙台、山形、福島、群馬、栃木、東京、静岡、愛知、新潟、長野、富山、石川、福井、岐阜、三重、滋賀、大阪、神戸、山陰、岡山、広島、山口、香川、徳島、高知、愛媛、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

 

 

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