[New York]ニューヨークのSAKURA PARKと熊本・大分への思い – Cherry Blossoms and Kumamoto-Oita Earth Quake Anniversary

(JFNのラジオ番組Day By Dayにレポートした内容を再構成しています)

やっと暖かくなって花がどんどん咲いています。

日本も桜前線がかなり北まで?
アメリカの桜といえば、ワシントンDCの桜が大変有名ですが、この桜もともと日本から贈られたものです。100年以上前の1912年に、東京都から友好の印として3000本の桜の苗が贈られたそうです。その同じ年に、ニューヨークの日系人も、 桜を日本から取り寄せて市にプレゼント、100年前に桜ブームがあったみたいですね。
2500本あった桜は何箇所かの公園に植えられて、その一つの小さな公園が、記念にSAKURA PARKという名前になりました。

このSAKURA PARK今でもマンハッタンにあって、ちゃんと咲く桜は10本くらいしか残っていないのですが、昨日行ってみたらちょうど見頃でとっても綺麗でした。

すぐ近くのコロンビア大学の先生と生徒たちが、お花見をしていました。聞いてみたら、日本人の学生さんがみんなを誘ってきたそうです。だからみんなお花見は初めて。でもとても楽しんでいる様子でした。

それにしても桜を見ると、やはり日本が懐かしくなりますね。というところで、今日の本題は、やはりマイ・ホームカントリー、ジャパンです。

間も無く熊本・大分地震から1年、犠牲になった皆さん、そして被災された皆さんに心からお見舞いを申し上げます。ニューヨークに住む私ですが、気になっていることがあります。このレポートでも紹介した、私たちが毎年やっている311東日本大震災の追悼式に、今年は熊本と大分で被災した方々が、ビデオでメッセージを寄せてくれたからです。今どうしていらっしゃるのか?
少し前の話になりますが、私たちが受け取ったそのメッセージについて、今日はお伝えしたいと思います。

東北の皆さんと共に、ビデオメッセージを送ってくださったのはこのお二人です。
まず大分・別府温泉の岡本屋旅館の岩瀬伸子さん、
夜中に地震にあって、まずお客さんを避難させるために怖がる子供たちを預けなければならなかった不安、地震後も何ヶ月もお客さんが戻らない中での大変なご苦労を語ってくださいました。

もう一人は、熊本県益城町の宮崎律子さん、宮崎さんのお宅は全壊してしまったそうです。
メッセージビデオは、震災から7ヶ月後に撮ってくださったものでしたが、その頃ようやく家が解体されたこと、その空き地を見ると、こみ上げてくる寂しさとか、年金生活で再建をどうするのかという悩み、不安。これまでは多くの人の支援を受けてきて、これからは自分でやらなければ、甘えてはいけないとは思うけれど、甘えたい気持ちもたくさんある・・・

そう語ってくれましたが、自分の家がなくなってしまう、その気持ち想像するに余りあります。
辛い思いをされている方々に、何とか少しでも甘えていただけるように、支援で頑張っていらっしゃる現地の方もたくさんいらっしゃると思いますが、私も遠くからではありますが、何か自分でできる事をしたいと思っています。私たちが集めさせていただいた25万円くらいの募金も、日本領事館などを通じて、東北と熊本に分配され、わずかずつではありますが現地に届いていると思います。

本当に、自分もいつか誰かに助けてもらう立場になるかもしれません。

岩瀬さん宮崎さんメッセージ改めてありがとうございました。毎日 頑張っていらっしゃると思います。心から応援しています。そして 皆さんが1日も早く、以前の生活に戻れるように心から願っています。

 

Day By Day(JFN系全国19局ネット)青森・岩手・秋田・山形・栃木・長野・福井・岐阜・滋賀・山陰・岡山・山口・徳島・高知・香川・大分・佐賀・長崎・鹿児島
http://park.gsj.mobi/program/show/27306

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