(JFN系全国ネット ON THE PLANETで4月中の月〜木で放送している「今日のトランプ大統領」を再構成しています)
4月13日(木)放送
今日もアメリカメディアの最新の論調を元にレポートします。
先週から1週間で、アメリカがシリアを攻撃、そして朝鮮半島へは艦隊を派遣・・・北朝鮮とアメリカ、お互いにケンカ売りあっている状態がエスカレートしています。
そしてそんな今、トランプ大統領ものすごい勢いで手のひらを返し始めて皆びっくり。
昨日は、ロシアへの心変わりの話をしました。選挙運動中からずっとロシアにすり寄る動きを見せていたのに、突然シリアと北朝鮮という、ロシアが肩入れしてきた国にケンカふっかけている。
さらに 「ロシアとアメリカは今、過去最悪の関係」とコメント。
そしてさらに放送から24時間で、3つの大きなUターンをしました。
→ずっと「時代遅れ」と悪口を言っていたNATOの軍事同盟と仲直り
→同じく、ずっとアメリカ経済や雇用の敵、絶対に許さないと言っていた中国とは「素晴らしい関係」と言い出した。
→ずっと彼の右腕としてやってきて、バノン大統領とかダースベーダーとまで言われたスティーブ・バノン主席戦略官のことを「いや、彼のことあまりよく知らないから」とつき放し始めた。
特に中国へは「北朝鮮を解決してくれたら、通商問題で良きに計らおう」と取引を持ちかけ、さらに「さっそく北朝鮮に対してやってくれている。」とほめている。
まさかの心変わり、政治家も国民もメディアももう頭がクルクルしています。
ところがトランプ大統領は以前から「外交に関しては、予測がつかない方がいい」と言い切っている!!
かと思えば「中国のツルの一声で、北朝鮮問題は解決するものだとばかり思っていた。こんなに複雑なものだとは思わなかった」
もしかして予測がつかないのは自分の方?・・・強がってはいますが、どうやらUターンするしかないからやっているのだろうという見方が強まっています。
ちなみに、中国の習主席と会談した時、主席から北朝鮮問題の基本について10分間で教えてもらい、あー難しいんだな、と実感したそうですが・・・これが本音だと思います、
色々難しすぎて「大統領はつらいよ」状態になっている。
北朝鮮はあさって土曜日が重要な休日、金日成主席の誕生日=太陽節、その日に核実験を行うのではないかという報道がされています。そうなったらアメリカはどう対応するのか? まだ何の発表もありません。
今朝のトランプ大統領のツイートでは、「北朝鮮に関しては中国がしっかりやってくれると信じている。できなければアメリカがNATO同盟国と一緒にやる。」
何をする? 残念ながらわかりません、予測がつかないのがトランプ外交のポリシーなので。
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