（JFN系全国ネット　ON THE PLANETで月〜木で放送しているNYレポートを再構成しています、月曜日の担当はマシュー・まさる・バロンさんです。）

６月１２日（月）放送

月曜日はトランプ大統領の１週間をキャッチアップ！
トランプ大統領、先週末もニュージャージーの自分のゴルフクラブで過ごしました。先週は大バトルだったので許せるかな？

大バトルとは・・・

ロシア疑惑を捜査していて、トランプ大統領がクビにした元FBIコミー長官が、解雇されて初めての上院の公聴会に登場。
トランプ陣営が去年の選挙でロシアと協力して選挙結果に影響を与えようとしていたのか否か？コミー長官が何を語るのか？　ということで、３大ネットワークやニュースチャンネルは朝１０時から特別枠で異例の生中継。若者はバーに集まって観戦・・・W杯の中継なみ、政治はエンタメ状態！

ところが騒いだ割に、まったくスッキリしない結果になっています・・・というのも、

コミー元長官は、トランプ大統領に「ロシア疑惑の捜査をやめるように言われた」とキッパリ証言。それに対しトランプ大統領は「そんなことは言っていない。コミー証言は嘘。」と反発。ここまでは予想されていたのですが・・・

同時にトランプ大統領は同じコミー証言の中の、「大統領自身は捜査対象になっていない 」と証言した部分を取り上げ、
「私が正しかったことが立証された」と評価。

コミー証言は嘘なの、どっちなの？

もちろんトランプ・サポーターは「トランプ大統領は正しかった、ロシア疑惑は解消された」と受け取り、アンチトランプ派は、「いやいやまだまだこれから」と真っ二つに。

実際のところ、今後どうなるのかというと、モラー特別検察官が引き続き 、トランプ陣営の重要人物の捜査と同時に、大統領から捜査妨害があったかも調べていく。

そこで焦点になっているのは、トランプ大統領とコミー元長官が二人だけでかわした会話のテープが存在するかどうか。

・・・覚えてます？「会見のテープがあるかも」というのは、実は以前大統領自身がツイッターで言い出したこと。

今回も記者会見で「テープはあるんですか？」と聞かれてハッキリと答えず、「君たちがとってもがっかりする結果だと思うよ」

あるの？　ないの？

この煙に巻くような忍者のような発言、トランプ大統領のおハコになりつつあります。

巷では、トランプ大統領嘘つき説が広がっていましたが、今回のことで、実はトランプ大統領は真実を煙に巻いて隠してしまう（He coulds out the truth）・・・という「煙幕人間」説が！！（そんな言葉があるか知りませんが、私が作りました）

おかげで今アメリカの上空はモヤモヤの雲が立ち込めてしまっています・・・晴れるには、まだまだ時間がかかると言われています。

 

 

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