[Trend]トランプ時代のトレンドおもちゃフィジェット・スピナー Fidget Spinner Is “The Toy” Of Trump Era?

(JFNのラジオ番組Day By Dayにレポートした内容を再構成しています)

今日ワシントンのお隣のバージニア州で、共和党の下院議員が銃で撃たれ、犯人は射殺されるという事件がありました。スカリース議員は幸い命に別条はありませんでしたが、重症だそうです。犯人はアンチトランプの活動家として知られてはいたものの、まさかこんなことになるとは・・・と周囲は驚いています。しかも場所は 野球のグラウンドで、誰でも入って来られる場所、もう防ぎようのないクレイジーな事件とアメリカ中にショックが走っています。

本当にクレイジーなことが続いている感じがしますが、そんな今のアメリカで大流行しているあるおもちゃがあります。もしかすると人々の心を反映しているかもしれない、おもちゃの大流行の現象を今日はレポートします。

そのおもちゃの名前、「フィジェット・スピナー」「ハンド・スピナー」「クレイジー・スピナー」呼び名はいろいろで種類もいろいろ。数ヶ月前にスタートした流行は、みるみるうちに全米に広がり、アマゾンのおもちゃのベストセラートップ10のうち、7つがこのスピナーです。

実際どんなものかというと、とがっていない手裏剣のような形の手のひらサイズのおもちゃで、中心にベアリングが入っていて指で回すと高速で回転、くるくるとスピンします。これに小中学生の子供達が夢中になってしまって、家でも教室でもクルクル回し続け、技を競ったりしています。授業の妨げになるというので、持ち込み禁止になった学校もあるそうです。種類も無数にあって(単純な構造だからいくらでも作れる)カラフルなプラスチックから、メタル、暗いところで光るものなど・・・一人でいくつも集めている子供もいます。トランプ大統領の息子のバロンくんも持ってるらしいですよ。

一体何がきっかけで流行りだしたのかはよくわからないのですが、実はこのおもちゃ、もともとは医療用に発明されました。アメリカで急増しているADHD(注意欠陥多動性障害)や不安神経症、自閉症の症状を軽減するためのツールだったんです。フィジェット・スピナーの「フィジェット」は「そわそわする」という意味で、そわそわやイライラを鎮めて、集中させる効果を狙ったというわけ。

では本当に効果があるのか?

不安やストレスを感じやすかったり、環境に過敏に反応する子供は、ナーバスなエネルギーを発散するために爪を噛んだり皮膚を引っ掻いたりする。フィジェット・スピナーはそれよりずっと無害にエネルギーを消費する効果がある!

そして実は・・・このスピナーの流行現象、子供だけでなく、親たち、大人たちの間にも広がりつつあります。
オフィスでそわそわイライラするとクリップを折り曲げたり、ペンをカチカチやったりしてませんか?
スマホをいじり続けていませんか? フィジェト・スピナーはそれに代わる効果があるんだそう。

回すタイプだけでなく、カチカチいうボタンが付いているキューブタイプも。

トランプ時代ならではのおもちゃ、なんていう声もあったりしますが、実は私もリサーチのために買って、そのまま愛用しています。

 

Day By Day(JFN系全国19局ネット)青森・岩手・秋田・山形・栃木・長野・福井・岐阜・滋賀・山陰・岡山・山口・徳島・高知・香川・大分・佐賀・長崎・鹿児島
http://park.gsj.mobi/program/show/27306

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