[Radio]アメリカ最新報道:北海道を超えた北朝鮮ミサイル Japan’s Warning: Everyone Take Cover

(JFN系全国ネット ON THE PLANETで月〜木で放送しているNYレポートを再構成しています、火曜日の担当はアーティストのDディーさんです。)

8月29日(火)

8月29日の朝早く北海道上空を通過した北朝鮮ミサイル発射に対するアメリカのメディア報道をお伝えします。

実は今の所それほど大きくありません。というのもテキサスに先週の金曜日に上陸したハリケーン・ハービーが未だに居座って壊滅的な水害をもたらしている(14人が死亡、3万人以上が家を失う恐れ)アメリカ史上最悪の水害になりつつあり、報道の大半を占めている状況です。

それでも速報は入りました。ちょうど日本で警報が出た直後。ちょうど今北海道の上空を飛んでいるようだ、というものだったので、私も驚いたが、アメリカ人にもショックを与えました。

これまで北朝鮮のミサイルは全て日本との間にあるSea of Japan日本海に落ちていたことは、一般のアメリカ人もなんとなく知っている。それが日本の上空に達したというのは、このところ「アメリカに達する核ミサイルの開発間近」という報道や政府の対応を裏付けるものとして、ゾっとしたんです。

同時にメディアでは、「地震速報として普通になった携帯の警報が鳴り、避難するようにというメッセージが入った」という非常にリアルなニュースも入ってきて、他人事では済まされないのではという感想を持った人も多かったと思います。

これに対し専門家は、「北朝鮮は中・長距離のミサイル発射が可能だということを、アメリカに対し印象付けたかったが、グアムに対し発射するのは、レッドラインを超えてしまう危険があるため、北海道上空を選んだのではないか。また発射した地点が通常の軍事施設ではなく、首都平壌に近い、周りに一般人も多く住む空港だったことから、軍事施設を叩いても無駄だ、ということを印象付けたかった、さらに自国民に対する力の誇示にもなった」などとコメントしています。

アメリカでは一時激しくなっていた、トランプ大統領と北朝鮮とのツイッターを含む強い言葉の応酬が一時影を潜め、ミサイル発射の情報もしばらくなかったことから、これは北朝鮮がトランプ大統領の強硬な出方「Fire & Fury」にある程度屈したのでは?ここで対話の糸口が作れるのでは? という楽観的なムードが出始めていたのですが、今朝になって、トランプ大統領が声明を発表。

「対応にはすべての選択肢が考えられる」と改めて明言。

それが一体何を意味するのか?
実際にあらゆる軍事計画のオプションが練られているのは間違いない。それぞれの人的被害などもすべて計算されている。しかし現在のところ、それを北朝鮮に対するメッセージとして使っている段階とみられている。

実はこれ以上の情報は今の所ありません。最初にお伝えした熱帯低気圧のハービーが、今再びヒューストンに上陸して、さらなる被害をもたらすと予想されているからです。トランプ大統領もつい先ほどテキサス入りしました。今はとても国民に対し戦争の是非を問う雰囲気ではないというのが、アメリカの現状です。。

JFN系最大36局ネット(時間帯・曜日により若干変更有)26時8分くらいから

ネット局:青森、岩手、秋田、仙台、山形、福島、群馬、栃木、東京、静岡、愛知、新潟、長野、富山、石川、福井、岐阜、三重、滋賀、大阪、神戸、山陰、岡山、広島、山口、香川、徳島、高知、愛媛、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

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