[Radio]アメリカ最新論調:なぜ北朝鮮を「核保有国」と認めるべきなのか?Why Should America Start Talking To North Korea?

(JFN系全国ネット ON THE PLANETで月〜木で放送しているNYレポートを再構成しています、木曜日の担当はトム・リーさんです。)

9月14日(木)

今週の初めフロリダに上陸して猛威をふるったハリケーン・イルマ。フロリダ州では州民の三人に一人に当たる600万人以上に避難命令が出て、おかげで人的被害は最小だったとも言われていますが、それでもなくなった人はアメリカ本土だけで33人に達しています。未だ280万世帯が停電したまま。今日の最高気温30度を超える予想で、本当に苦しい状況が続いているわけです。そんな中、トランプ大統領はたった今、ハリケーン後初めてフロリダ視察を行っています。

そしてやはり気になるニュースは北朝鮮問題。今週、国連安全保障理事会が新たな経済制裁を採択しましたが、アメリカではこの経済制裁に懐疑的な論調が強くなっています。ロシアと中国を参加させるために、内容を大幅に妥協したと考えられているからで、これくらいのことで、これまでも草の根を食べて生きていた北朝鮮が屈するとは思えないというわけです。

しかし今ところアメリカには軍事力を使うというオプションはない。ということはやはり外交しかないのですが、北朝鮮との直接交渉というのはこれまでありえなかった。なぜかというと、アメリカはこれまで、北朝鮮の核保有を絶対に認めないというスタンスできている。だから直接交渉するということは、北朝鮮の核保有を事実として認めるというメッセージを出すことになってしまうから。ところが、それも致し方ないのではないか、という論調が出てきている。

なんといっても北朝鮮は既に核実験に成功していて、日本の上空を超えるミサイルも持ってしまっている。そして、それを手放す意思は全くないことも明らか。これまで国民に草の根を食べさせてでも核兵器を開発してきた、キム・ファミリーのサバイバルのたった一つの切り札だから。そして、9/11から16年の歴史の中でアメリカに転覆させられた二つの独裁政権。フセインのイラクとカダフィのリビアは、核を持たなかったために滅んだと考えられている。

さらにイランの例。オバマ大統領との間で、経済制裁を緩めることを条件に、核開発をやめるという歴史的な合意をしました。ところが、トランプ大統領は既に「この合意は認めない 」と言い出している。アメリカは信頼できない、下手な交渉は命取りというわけ。

その一方で、ティラーソン国務長官はすでに中国、ロシアと共に北朝鮮と直接交渉を始める準備をしているという報道もある。そうなったらドイツのメルケル首相も参加の意思を表明していると伝えられている。世界はすでに「核を持った北朝鮮」を前提とした方向にシフトしつつあるという見方も。つまり認めた上で、抑止するという考え方。しかし韓国大統領はそれは絶対に認めないと言い、韓国の精鋭部隊がキム暗殺を狙っているなんていう報道もある。そんな中で、アメリカとの間でサンドイッチ状態の日本は本当に難しい立場にあるのは間違いありません。

JFN系最大36局ネット(時間帯・曜日により若干変更有)26時8分くらいから

https://park.gsj.mobi/program/show/27335

ネット局:青森、岩手、秋田、仙台、山形、福島、群馬、栃木、東京、静岡、愛知、新潟、長野、富山、石川、福井、岐阜、三重、滋賀、大阪、神戸、山陰、岡山、広島、山口、香川、徳島、高知、愛媛、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

 

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