(JFNのラジオ番組Day By Dayにレポートした内容を再構成しています。メインパーソナリティは桑原りささんです。)
今年の目標決めましたか? 実行していますか?
こんな調査結果があります。「どうやら今年は男性より女性の方が、 ベターな私になれる、かも知れない」
なぜかというと、アメリカ人の今年の目標で、今年もっとお金を貯める!と決めた人、女性42%で男性31%より10%も多い。もっと健康に食べる、エクササイズする、いずれも女性41%男性31%
なぜこういう結果になったかという分析があるんですが、別に男性は女性より向上心が低いわけではなく、「男性はお金とか、自分の体のことをオープンに言いたがらないから」
黙って頑張りたい・・・どうやら男性というのはそういう生き物らしい???
なんでこんな話をしたかというと・・・多くの人やメディアが、アメリカは今年 「女性の年」になると予測しているから。
2017年も十分女性の年だったという気もしますが?
確かに、タイム誌の“今年の人は”「#me too」ムーブメントで、権力のある男性のセクハラに立ち向かった女性たちが選ばれました。
また、ウェブスター辞書(日本の広辞苑に当たる)が選んだ2017年の言葉は「フェミニズム」
「フェミニズム」自体は女性の人権運動から出てきていて19世紀からある。
男より強い女・・・みたいな連想する人もいるかもしれないが、目標は男女の平等。最近は、お互いの良さを生かす形で平等を考えていこうというということで、「ニューフェミニズム」なんていう言葉もある。
で女性の年に実際にはどんなことが起こるかというと?
ハリウッドでは女優300人が「Time’s Up」チームを組んで、本格的にセクハラ撲滅に取り組み始めた。彼らが集めた寄付金は一般女性の被害者のために使われる。
政治、今年は歴史的な数の女性たちが、あらゆる選挙に立候補すると予想される。
これは間違いなくトランプ大統領の影響、
世論調査では女性の58%がトランプ当選後政治に強い関心を持つようになったと回答しています。(男性46%)
そしてもう一つ、面白い話がある。今年の流行色が何かご存知?
それは・・・ウルトラバイオレット(青みがかった紫)
この色を決めているのは、世界のあらゆる産業で使われる色見本を作っている「パントーン」という会社、
「パントーン」によれば、ウルトラバイオレットは、未来や宇宙へのインスピレーションをかきたてる、とてもクリエイティブな色。
そして紫色は、イギリスで起こった初期のフェミニズム運動の旗に使われていた。その後も人種など様々な人権運動の象徴だった。
それだけでなく、赤と青という全く違う色をミックスしたのが紫。女と男、そして考え方や意見の違う人同士が、争うのではなくミックスして、一緒に未来を作って行こうという2018年に向けてのメッセージでもあるんです。
(オマケ:ちなみにビヨンセ、ヒラリー・クリントン、エリザベス女王らが先取りでウルトラバイオレットを着ていました。そしてパープルの元祖といえばもちろんプリンス!)
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