[Radio]アカデミー賞の歴史を書き換える?女性の年のヒット映画「Lady Bird」Will “Lady Bird” Rewrite the Oscar History?

(JFNのラジオ番組Day By Dayにレポートした内容を再構成しています。メインパーソナリティは桑原りささんです。)

先週はゴールデングローブ賞で、ほとんどの女優が黒を着た、団結してセクハラに抗議するため、そしてエンタメも政治は切り離せないものになっているというお話をしました。

でも肝心の映画の話がほとんどできなかったので、今日はちょっとそれをキャッチアップしたいと思います。実はノミネートや受賞した映画も、女性をテーマにしたものが目立った。

例えばドラマ部門で受賞した“Three Billboards Outside Ebbing, Missouri”レイプ殺人の被害者の母親の戦いを描いた映画。

コメディ・ミュージカル部門で受賞したのは“Lady Bird”
この作品をぜひ覚えておいてほしいんです、と言うのも、アカデミー賞に必ずノミネートされて話題になると思うから。

ストーリーは高校3年生の女の子が、厳しいお母さんと確執しながら、大人になっていくという、ちょっと聞いただけだとどこにでもありそうな話。ところがありとあらゆる映画評論家やメディアが大絶賛。とにかく、脚本がいい! そして俳優たちの演技が最高!

まず主演のサーシャ・ローナンSaoirse Ronan。23歳、この人はこれからハリウッドのスーパースターになっていくから覚えておいて損はない。(日本ではシアーシャと言われているらしいけど、本人はサーシャと言っている)

2008年の映画Atonement で14歳でアカデミー賞の助演女優賞を取っている。2016年のBrooklynでは主演女優賞にノミネート。

彼女が描く17歳のクリスティーンがもう素晴らしい。まず名前はクリスティーンだけど、他人には絶対そう呼ばせない。私が自分で決めた本当の自分の名前はレディバードです!と主張。自分がこうありたい自分というのがちゃんとある、強情でわがままで、時には嘘つきで・・・でも愛情が深くて。

そしてそのお母さんがまた強烈。レディバードが、どうしてもニューヨークの大学に行きたいと言うと、地元のカレッジ行きなさい!というお母さんと言い争いになって、レディバードはカっとして走る車から飛び降りてしまう・・・

お互いに愛が強すぎるために激しくぶつかってしまう母と娘。そしてそれを取り囲む家族や友達のキャラも素晴らしく丁寧に描かれていて、すごく好きになれる。ものすごくドラマチックな展開とか、強いメッセージがあるわけではない。でも見終わった後に、人生がものすごく愛おしく感じる。

この脚本を何年もかけて書いて、監督したのがグレタ・ガーウィグ、34歳ミレニアル世代の女性です。主にインディペンデント映画で活躍してきた非常に評価の高い女優さんで、このLady Birdが監督デビューですが、大絶賛されています。

監督といえば、実はアカデミー賞90年の歴史の中で、女性が監督賞を取ったのはたったの1度だけ。(Hurt LockerのKathryn Bigelow)ノミネートも4人だけ。

今年はそれが変わるのか? まずは来週のノミネートが楽しみです。

Lady Birdは日本では今年6月の公開が予定されています。

Day By Day(JFN系全国19局ネット)青森・岩手・秋田・山形・栃木・長野・福井・岐阜・滋賀・山陰・岡山・山口・徳島・高知・香川・大分・佐賀・長崎・鹿児島
http://park.gsj.mobi/program/show/27306

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