この春新しい靴買いましたか?
先週末お友達が新しい靴を買うので付き合って欲しいと言われてSOHOにショッピングに行きました。
行ったお店は「allbirds」
シリコンバレーで働く人の間から爆発的人気になったウールのスニーカーのお店です。
開発したのもシリコンバレーのエンジニアで、科学に裏づけされた世界一履きやすいスニーカーというキャッチフレーズでお目見え。サンフランシスコに続いて、去年の秋ニューヨークにもショップがオープンしました。
職場でも履ける、スーツに合わせられるあまりスニーカーっぽくないデザインも売り物。ウール素材に続いて、この春は「木」を素材にしたスニーカーが発売され大きな話題に。夏らしいメッシュな感じのデザインはもちろん、ユーカリの木から作られた繊維で環境にも優しいということで、まさにミレニアル世代を代表するブランドイメージを打ち出しています。
でもニューヨークのショップはミレニアル世代以外に年長のお客さんも結構来ていました。
実はここだけでなく、今アメリカは大スニーカーブームが来ています。特に女性、去年の女性モノのスニーカーの売り上げ、4割近く伸びました。
理由は、ここ数年のエクササイズブームもあるし、ビンテージからブランド物、セレブとのコラボ商品まで様々なタイプが出ていてチョイスの幅が広がったこと。さらにスニーカー自体をコレクションするのがミレニアル世代の特色でもあります。
でも女性のスニーカーが爆発している最大の理由は、この数字を見るとわかります。
去年ハイヒールの売り上げが12%もダウンしたこと。
痛い思いをしてまでハイヒールを履きたくない、楽ちんな方がいい!
前にユニセックスファッションの話をした時にもちょっとお伝えしましたが、セクシーに装いたい、だったらハイヒールという常識はもう崩れつつあります。レッドカーペットでもセレブがドレスにフラット・シューズを履いて登場する時代になって来ています。
また職場の服装がどんどんカジュアルになっているのも理由の一つ。カジュアルフライデーはもちろん、IT系企業が台頭するにつれて、オフィスのドレスコードもどんどんカジュアルに。
それがスニーカーブームと合わさってワンピースやスーツにスニーカーというスタイル、この春夏はますます増えそう。
そして実はファッショナブルなスニーカースタイルの最先端のアイテムは、
「お父さんスニーカー」
90年代に皆がジョギングで履いていたような、底が分厚い、ごついランニングシューズ。これをやはり大ブレイク中のトラックパンツ(横に線が入ってる)やミニドレスと合わせるのがこの春夏の最大のトレンドで、今週末の大ミュージック・カルチャーフェス「コーチェラ」にもお父さんスニーカーが溢れると予想されています。