ようやく少し暖かくなってきたニューヨーク、先週末はなぜか突然25度の夏まがいの気候になり(翌日はまた最高気温5度に!)外に出たくてウズウズしていた私、早速ある場所に行ってきました。ニューヨーカー特にミレニアル世代の若者が毎年春になるのをが待ちきれない!(ミレニアル“先輩”世代の私も楽しみに!)それはスモーガスバーグ。
3月末から毎週末ブルックリンにオープンする食に特化した野外マーケット。ウォーターフロントの広い空き地に出る100軒もの屋台を目当てに数万人が集まります。
屋台といえばB級グルメ? いやいや。手作りハムから世界各国のエスニックフード、そして生牡蠣やロブスターまで。それぞれの料理がオリジナルでクリエイティブ、屋台のデザインやロゴもオシャレでどう見てもプロの仕事。そう、ここに集まる屋台のオーナーはほとんどが「食の起業家」です。
そして、8年前にスタートしたこの場所が、日本も含めたブルックリン・ブームを盛り上げていると言って間違いない。何しろ世界中のメディアで取り上げられ、これを目指して全米、世界から若者が押し寄せる、食トレンドの発信スポット。
そして話題になればあっという間にインスタで世界に。ここで成功して路面店を出したり、大手スーパーに下ろすようになった起業家も。そして、オーガナイザーも最初からそれを意識していて、毎年新しい屋台をオーディション、そう全部キュレーションされているんです。さらに地元の不動産デベロッパーと組んでいるから、起業家が払うお金も年間の固定フィーのみと良心的、
ではキュレーション屋台にはどんなものがあるのか、やはり人種のるつぼニューヨークなのでエスニック系屋台が目立つ。様々な種類のタコスにはアジア風もある。タコスに似た中南米のアレパ。上海のストリートフードのジェンビン。もちろん日本のお好み焼き、イカ焼きそば。Dashi Fried Chickenというのは日本のカラアゲ、でも揚げているのはアメリカ人・そしてヒマラヤ風のミートパイ、シャバレーをやっているのが日本人と多国籍ミックスのチーム。
スモーガスバーグから生まれたジャパニーズ・アメリカン・ドリームMOMO Dressingチームが、今年は社内ベンチャーでやっているのだそうです!
そしてミレニアルズの食に欠かせないヴィーガンも。
その中で必ず行列ができる定番の超人気屋台、私も毎年食べるお気に入り「Home Frites」ハンドカットのフライドポテトは8種類のディップソースが選べて、おすすめはトリュフ・パルメザンソース。
毎年長蛇の列ができるのは、ラーメンバーガー。ハンバーガーのパティをトーストしたラーメンの玉で挟むというツワモノで、全米に知られているスモーガスバーグの大ヒットアイテム。
ジョンさんのジュースは、カップに入ってないのが売り物、つまり、オレンジジュースはオレンジにグサリとストローが。パイナップルジュースもスイカジュースも、丸ごとフルーツにストローをさしてゴクゴク・・・これも長蛇の列で40分待ちでゲット。
そして今年お目見えした超話題アイテム2つ厳選でご紹介。
まずはロブスターダマス。丸ごとロブスターを茹でてさらにグリルし、ガーリックバターとレモンをかけていただきます。
他のアイテムだいたい1個10ドル(千円)に比べて、さすがに丸ごとロブスターは35ドル(3千5百円)と高いがやはり30分待つ大行列。
そしてこちらも行列だったのが、「 ボンサイ・カキゴオリ」
そう、日本のカキゴオリ。でも「ボンサイ」というだけあって、まるで盆栽のように器の上に盛り上がっている、つまり巨大。わざわざ日本からカキゴオリマシンを取り寄せているこだわり方。でも作っているのはやはりアメリカ人の若者。
メニューは3種類で、私が食べたのは定番風のストロベリー・クリーム。
そして今ミレニアルズに超人気の抹茶フレーバーのマッチャ・マウンテン、
さらにこれは日本人にはない発想のヴィーガン・ココナッツ・クランチ。
たった今のニューヨーク、そして世界の味がぎゅっと詰まったスモーガスバーグ、10月まで毎週末オープンしているからぜひ! 土日は別の場所なのでご注意。
土曜日 Saturdays in Williamsburg
East River State Park 90 Kent Ave. (at N. 7 St.) Brooklyn
日曜日 Sundays in Prospect Park
Prospect Park – Breeze Hill East Drive at Lincoln Rd. Brooklyn