ファッション・ライフスタイル誌が報じるトランプ・ワールド(2)セクハラ犠牲者?が州議会議員候補に Rachel Cooks Wins Her Primary

トランプ政権誕生以来、女性や若者の政治への関心が高まり、アメリカでミレニアル世代に人気のファッション・ライフスタイル誌でも政治や社会のニュースを充実させています。
先週はRefinery 29とPopsugarがピックアップした話題、メラニア夫人がホワイトハウスで不自由な生活を送っている?と言うニュースをお伝えしましたが、今日取り上げるのは、Refinery 29と、Teen Vogueです。

まず今週火曜日は、アメリカのいくつかの州で予備選挙がありました。
これがトランプ大統領にとってかなり嬉しくない結果になったんです。

・・・ちょっとここで社会科のお勉強をしたいんですが「予備選って何?」アメリカの大きな選挙は4年ごとにある大統領選、

・・・ちょっとここで社会科のお勉強をしたいんですが「予備選って何?」

アメリカの大きな選挙は4年ごとにある大統領選、2年ごとにあるのが、国会議員や地方議員の選挙、どちらも本戦は11月と決まっています。その前に、50ある州が州ごとに順番に予備選をします。

アメリカは二大政党制なので、トランプ大統領の共和党と、対抗する民主党が、まず予備選でそれぞれの候補者を立てて、11月に決勝戦となるわけ。

で今年は議員選挙。これまで予備選挙なんてほとんど注目されなかったのに、今年は違います。

その理由は、女性の立候補者が激増しているから。
特に民主党の国会議員( 下院)への女性の立候補者2年前に比べて2倍近くに増えて、300人を超えています。

そしてその予備選の結果をTeen Vogueが報じています。

民主党の今回の予備選では、 全米23の選挙区のうち、17で女性が勝った。中でも特に注目されるのは、スイングステートと呼ばれる州での結果。スイングしている州、つまり民主か共和で選挙のたびに左右に振れる州で、いわゆる激戦州と呼ばれる州です。

一昨年の大統領選では、共和党のトランプ氏が勝った4つの州で、民主党候補を女性が勝ち取った。

つまり、トランプ大統領に対して女性たちが挑戦状を突きつけた、と言うこと。

要するに、今年の議員選挙は共和党トランプ大統領への信任投票なんです。だから共和党が勝てばトランプOK、逆に民主が勝てばNGそこで、民主党候補に女性が続々と立ち始めている。こうした女性たちは、セクハラ疑惑や過激な発言を繰り返すトランプ氏が大統領の座にいるのは許せない。

でもツイッターしていても何も変わらないので、自分が立候補して政治の舞台で戦うしかないと決意した女性たち。
そしてそれを象徴する女性候補を1人紹介しておきます。

これはRefinery 29の記事からですが、

オハイオ州の、これは州議会議員選挙ですが、民主党候補に決定した女性、Rachel Crooksさんは現在大学の職員。ごく普通の女性です。でも彼女はトランプ氏の元で働いていたころに、トランプ氏にセクハラされたと名乗り出た女性の1人。でも名乗り出ても何も変わらず、トランプ氏は大統領になった。だから自分が政治の世界に入るしかないと決意した・・・

もちろん予備選も始まったばかりですが、この女性パワーはトランプ大統領も無視できなくなってきていると言っていいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

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