意外すぎ!レディ・ガガの鼻とブラッドリー・クーパーのロックスターぶり:4回目のリメイク映画A Star Is Born

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今日のトピックは映画、Lady GagaとBradley Cooperの「A Star Is Born」
アメリカでは公開3週目に入ってまだまだヒットを続けています。そして今週はサントラがビルボード初登場1位。既にオスカーの声も。

私も先週末見に行きましたが、実はあまり期待してなかったんです。

というのは、「A Star Is Born」はハリウッドの名作の4回目のリメイク(1937, 1954, 1976)で、アメリカ人の多くがストーリーを知っているし、男性の大御所スターが若い売れないシンガーと恋に落ち、彼女を応援しているうちに、彼女の方が売れてしまって2人がすれ違う・・・という、ありがちな話。

そしてLady Gagaすごいハマリ役だと思うけど、Bradley Cooper(ハングオーバー、アメリカンスナイパー)がロックスターってイメージじゃないから大丈夫?という心配もあった。

でもレビューがとてもいいし、見ないことには始まらないと思って見に行ったら・・・Bradley Cooperがとても良かった!Bradleyロックスター誕生!と言っても良いくらい。

もちろんこれはLady Gagaのオーラ無くしてはありえない映画。
というのもA Star Is Born歴代の女優は、最初のリバイバルは1954年Judy Garland、1976年Barbra Streisandで2人とも当時のスーパースター。売れない時代から頂点まで上り詰めていくストーリーには、やはりそれなりのスターのオーラがなければ成立しない。
ところがむしろ、売れない時代のAllyがめちゃめちゃ魅力的。ほとんどすっぴんメークのGagaの素肌まで見えちゃうからファンにはたまらない。自分の容姿にインセキュアーで繊細なキャラクターがすごく新鮮で、実際にGagaにもこんな時代があったのかな〜と想像してしまう。

でも全く期待してなかったからかもしれないが、ロックスターBradley Cooperが素晴らしく良かった。特にピークを過ぎたくたびれ具合がたまらない。
そして実はこれ、Bradly Cooperにとってはこれが初めての監督作品。
初作品がハリウッドの名作のリメイクで、主役は映画初主演のGagaで、自分はロックスター、という監督にとってはめちゃめちゃ高いハードル。皆に「やめろ」と反対されたけれど、自分がどうしても伝えたいストーリーだから、敢えて決行したそう。構想から4年、ギターと歌も素人だったが、Pearl JamのEddie Vedderについてレッスン。(そういえばロックスターのペルソナがEddie Vedderに似ている。だから私のツボにハマったのかも)それにも2年かかったそう。そういう強い思い入れや、新人監督らしいフレッシュな感じもプラスに働いている。いや本当に才能がある人なんですね。

それにしても3週目にして未だに話題も尽きない・・・今のアメリカらしい反応としては、「 女の方が売れたからといって、男が落ち込むという設定は時代錯誤では?」とか、逆に、「Allyが自分の鼻が大きいのを気にしているが、彼はそれを美しいと褒める。ありのままの自分を愛そうというメッセージが素晴らしい」ネット上ではこんな話題が飛び交っている。

ではオスカーは取れるのか? 2人の演技には高い評価。ところが変な話だが、この時期の公開だとまだオスカーレースには早すぎるらしい。ほとんどのオスカー作品は12月頃に公開されているが、あまり早いと忘れられてしまうということらしい。でもLady Gagaのアルバムでもあるサントラは、確実に候補に上がるのではと予想されていてこちらも楽しみ。

「A Star Is Born 」日本では「アリー/スター誕生」のタイトルで12月21日公開。

 

 

 

 

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