違法?合法?マリファナ抽出成分CBDドリンクのポップアップストアニューヨークで大人気 What’s Going On With CBD?

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去年秋このブログで、ニューヨークでCBDスイーツが大人気というレポートをしました。

CBD=カンナビジオールは マリファナやその仲間の植物ヘンプからの抽出成分で、リラックスできるけれど嗜好用のマリファナようにハイになることはない化学物質。医療現場では慢性の痛み、不安神経症、てんかんなどの治療に使われています。

マリファナ自体は医療用には既に50州のうち31州とワシントンDCで合法、嗜好用は9州で合法化されています。実はアメリカのミレニアル世代の間では、マリファナはアルコールよりも安全で健康という認識が強まっているため、マリファナは次の世代のアルコールとも言われるほど。
マリファナからの抽出成分は2種類あり、ハイになる成分がTHC、ならないのがこのCBDです。(つまりCBD成分入りのプロダクツは「大麻入り」ではないことになります。)

このCBDをもっとカジュアルに使った商品が去年の夏頃からニューヨークでお目見えし、今ではCBDコーヒー、CBDスイーツ、CBD入り電子タバコ、CBDクリームなど様々。
去年のクリスマスギフトの人気商品だっただけでなく、今年のアカデミー賞でセレブに配られるギフトバックの中にもお目見えしました。ストレスや不安を解消するこうした商品の台頭は「不安コンシューマリズム」とも呼ばれているほど。

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そして今回ニューヨークに期間限定でオープンしたのは、CBD入りのスパークリングウォーターRecessのポップアップショップで、飲めばリラックスできるけれど、ハイにはならず酔うこともないということで、興味津々のニューヨーカーがどんどん訪れ試飲していました。

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ところが一方で、こうした市販のCBDプロダクツには本当に効果があるのか、特に食品として果たして安全なのか?という論争も大きくなっています。

実は前回紹介したBy Chloeでは以前はCBD入りブラウニーが売られていたのですが、先日3月はじめにお店に行ったら、販売を中止したとのこと。その理由はどうやらニューヨーク市が今年になって始めた取締りです。

ところが何を根拠に何を対象に取り締まっているのかがきわめて不明確、まずニューヨーク州では医療用マリファナは合法なので、その抽出成分CBDも合法ではありますが、それは処方箋薬に限るというのが原則。そうなると食品などに勝手に入れて売ってはいけない事になります。

ただここでややこしいのは、CBD商品の中にはマリファナの仲間である植物ヘンプ(はハイになる成分をほとんど含まないため全米で合法:ただしTHCを0.3%以上含む場合は違法)から抽出された物もある事で、そちらは完全に合法という認識がされています。
ところが市販されているCBD商品の多くはマリファナ由来なのか、ヘンプ由来なのかがわからないのが現実。消費者も、売る方も、もしかすると取り締まる方もその違いがわかっていないのです。

そこでニューヨーク市はこう説明しています。
「マリファナでもヘンプ由来でも、CBDは”食品添加物”としては認可されていない。とりあえず食品として安全性が確認されるまではダメ」と言う曖昧な内容。

でも不思議なのは、同じBy ChloeにはCBD入りスイーツはなくても、CBD入りのドリンクが堂々と売られていましたし、今回ご紹介したRecessは、CBDとはっきりうたっていないものの、成分はhemp extractと書かれています。食べ物はダメでも飲み物だったらいいのでしょうか?

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ちなみにCBD入りの電子タバコも街のキオスクで堂々と売られています。

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というわけで、たった今のCBDを巡る状況は限りなくグレイエリアです。

ちなみに日本での状況に関して、先日コメント協力せてもらった日刊ゲンダイの記事では、
「日本の大麻取締法では、大麻草のうち成熟した茎と種を原材料にしているものは合法。これら由来のCBDのサプリメントは既に日本でも売られている。」としています。

ところがアメリカの商品には成熟した茎と種を原材料にしているかどうかは全く明記されていませんし、逆に日本の英和辞典で引くと、マリファナもヘンプも大麻と言う事になり、どういう区別になっているのかよくわからないのです。(ご存知の方がいらっしゃたら教えていただきたい)

まあニューヨーク州でも早ければ今年中に嗜好用マリファナは合法化されると言われていますし(ニューヨーク市のボロボロの地下鉄の修理のためにマリファナの税収が回される予定)
そうなればもっと多くのCBD、そしてTHCプロダクツが出てくるのも時間の問題だと思います。

 

 

 

 

 

 

一方でCBDが食品添加物として安全なのか、本当に効果があるのかという議論もありつつ、CBDはストレス社会の新たなトレンドとしてすごい勢いで広がっています。

 

(ちなみに日本の大麻取締法では、大麻草のうち成熟した茎と種を原材料にしているものは合法。これら由来のCBDのサプリメントは既に日本でも売られている。)

https://hc.nikkan-gendai.com/articles/248862

 

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/lifex/244084

 

https://hc.nikkan-gendai.com/articles/247445

 

 

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