061019
今日のテーマは「NYCマラソンに出たかったらプロギング」しなさいと言う話。
「プロギング」とは?
Ploggingと言うのは 北欧スウェーデンで生まれた新しいスポーツ、
ゴミ拾いしながらやるマラソンやジョギング、ウォーキングの事。
街をきれいにしてリサイクルに貢献するだけでなく
かがんだり手を伸ばしたりする事でストレッチもできるといい事づくめ。
ネーミングも可愛い。(スウェーデン語のplocka upp=拾う、とジョギングのミックス)
何しろ日本と違って通りにゴミがいっぱいのニューヨーク、
去年あたりから注目され始め、今年のアースデーにはイベントも。
さらにインスタには#ploggingに写真がいっぱい・・・ということはミレニアル世代の間で
今やファッショナブルなトレンドになったという事。
そして今、これをやるとNYCマラソン出られると言うキャンペーン実施中。
と言うのも11月のNYCマラソン 世界6大市民マラソンの一つで日本から来る人も多いが出るの結構大変。
5万人のランナー枠に申し込みは35万人、すでに今年の抽選は2月に終了。
そこで、スポンサーのライトビール・ブランドMichelob Ultraが95人分の枠を買って
Plogging した人に新たなチャンスをと言う企画。
方法はPloggingしている写真をSNSに#teamULTRAのハッシュタグをつけてポストそのリンクを6/17までに送るだけ。
(真剣に応募しよう!という方はこちらから)
さらにこれをオリンピック種目にしようと言う声もある。
こちらはソイミルクの人気ブランドSilkが、2028年ロサンゼルスの正式種目に
しようと言う署名運動を実施中。
しかしPloggingをするだけでは根本的な問題は解決しない。
以前もやりましたがプラスチックゴミ問題かなり深刻。
マイクロプラスチックはすでに世界の海の食物連鎖に入っていて、
人間の体内からも発見されている。
そしてリサイクル問題も深刻。
アメリカのリサイクルゴミの多くは過去30年間中国へ輸出されていた。
中国からグッズを積んだ船がくると、それに積んで運んでいた。
ところが去年中国がリサイクルゴミの輸入を禁止に。
それが難しくなってしまった。するとそのゴミは一体どこへ?
こうなるとやはり最初からプラゴミを作らない事しかない。
その周知のためという事だったらオリンピックと同時開催はいいアイデアかも。
でも2028年で間に合うのだろうか?
国連は、2030年までに二酸化炭素ガスの劇的な排出を止めなければ、壊滅的レベルの地球温暖化は止められなくなるという警告をしています。