061119 (061219 update)
ニューヨークで、昨日また大きな事故がありました。
マンハッタンの中心部タイムズスクアからすぐの、54回建て高層オフィスビルの屋上に、ヘリが緊急着陸しようとしてクラッシュし大破、火災も発生。58歳のパイロットが亡くなりました。(乗客はいませんでした。)
その瞬間ビルは地震のように揺れたそうです。全員緊急避難、付近は通行止め。ニューヨーク中に緊張が・・・911を思い出したからです。テロでは? という憶測は即座に否定されましたが、実はまだまだ謎だらけ。
このヘリ、不動産投資家の個人ヘリで、パイロットは飛行歴15年のベテラン。マンハッタンの東側イーストリバー沿いのヘリポートでその投資家を下ろした後、飛び立った11分後にクラッシュ。
でもなぜこんな時に、こんなところを飛んでいたのが謎。
というのはこの時間は大雨で非常に視界が悪かった。そして落ちたビルががあるエリア、マンハッタンの中心部はトランプタワーがあるため飛行禁止エリアになっていた。
これまでの検証では、パイロットは視界を見失ってこのエリアに迷い込んだとされているが、悪天候の中で飛行する許可は取っていなかった・・・
さらに問題になっているのは、実はこういうヘリの事故が非常に多い。そもそも観光ヘリ、空港行きヘリと数が多いのもあるが、過去12年間に6回も事故が。
先月も、空港行きのヘリがハドソン川に落ちたばかり
去年は観光ヘリの事故で5人死亡。
それでもヘリの需要は高まるばかりで、数日前に、Uberが空港行きヘリサービスUber copterをスタートすると発表したばかり。(7/9から)
しかし今回の事故で、高層ビルが密集するマンハッタンの上空をヘリが飛ぶのは、
緊急用以外全てやめるべきという声も出ているほどで、今後規制が強まる可能性も。