102119
トランプ大統領と弾劾・・・またなの、まだやってるの?と思う方がほとんどでは?
ところがちょうど先週出された世論調査を見てアメリカ人は「おっ!」と思った。
初めてトランプ氏を弾劾すべきという声が過半数を超えたから。(51%)しかもこの調査結果を発表したのが、トランプ氏のお抱えメディアとまで言われる、保守のケーブルニュースチャンネル「Fox News」だった。
その最大の理由は皆さんもおそらくご存知のウクライナ疑惑です。
トランプ大統領が7月にウクライナのゼレンスキー大統領との電話で、軍事支援の見返りに、来年の大統領選挙の対抗馬となりそうなバイデン元副大統領とその息子のスキャンダルについて調べてくれと言ったという、この言動が内部告発によって明らかになった。
この言動の何が問題なのか?
外国政府に対し、 大統領の個人的なメリットとなる捜査の依頼を、国民の税金を使って行う軍事支援の見返りとして、本当に行っていたら、汚職、賄賂といった犯罪行為になる。
さらにそれを仕掛けたのがトランプ氏の私的な顧問弁護士のジュリアーニ元NY市長で、その邪魔になりそうな外交官らの排除を行った疑いも持たれている。
そのジュリアーニ氏を助けたとされ、ロシアの財閥にも深く関わると見られるウクライナとその隣ベラルーシ出身の二人が、トランプ選挙陣営などへの不正な献金の疑いで逮捕・・・などなど次々に明るみに 。
でもここまでだと、以前のロシア疑惑と同じで「疑い」だけで終わってしまうのでは?
ところがこれまでと違う状況が出てきている。
まず、トランプ氏を弾劾したい野党民主党は、トランプ氏が本当に軍事支援の見返りとしてバイデン親子の捜査を求めたのかどうかを証明する必要があるのだが・・
そのためにロシア疑惑の時と同様に、下院議会に政府関係者らを証人として召喚。
これに対しこれまでトランプ政権は、あの手この手で証人の出廷を妨害してきた。ところが今回は、妨害を振り切って重要な証人が次々に証言を始めている。
そんな状況の中、弾劾裁判自体あり得ないとずっとトランプ氏を擁護してきた共和党議員らが、弾劾裁判もあり得るかもと言い始めた。
さらに先週木曜日、トランプ政権のマルバニー首席補佐官が記者会見で驚きの発言。
問題になっているウクライナへの軍事支援の凍結が、政敵の調査に協力するよう圧力をかけるためだったとキッパリ言ってしまった。
ちなみに弾劾裁判というのは、下院で訴追し、上院で裁判、判決が下る。
上院は与党の共和党が多数派なので、最終的には弾劾は成立しないと予測されているが、今後どれだけ有力な証拠が出るかによっては変わるかもしれない。
一方この1週間、トランプ氏の突然のシリアからの撤収決定は、党派を超えて「大統領として最大の失敗」と批判を受け、
さらに来年のG7を自分が所有するリゾートで行うと発表し、世論の大批判にあって撤回するなど失点続き。
弾劾裁判は普通の裁判とは違い政治的なもので、世論の影響を大きく受ける。
弾劾に反対する保守共和党支持者が反論できないほどの証拠が出るかどうか?
しばらく目が離せない状況。
シェリーさん、こんにちは。
トランプ氏への内部告発や、証言、おそらく結託して行っているグループがあるのでしょうね。一連の流れから見ると次期大統領選最有力候補のバイデン氏関係が動いてるのかな。
日本も今、元NHK職員だった立花孝志さんが、NHKの内部告発と、現職政治家の闇をYouTubeで明らかにして、選挙に出ています。
日本のメディアは、立花さんを犯罪者として報道して、選挙や、NHKに関しては一切触れていません。テレビと新聞しか見ない世代には、何が起こっているのか分からないのです。面白い現象ですね。日本も北朝鮮と同じく情報統制されてきたことに、ミレミアム世代、Z世代から気づいてきています。気づいた人から、YouTubeや、Instagramで情報を取っています。
3.11の時から、政府の放射能への対応について、メディアの報道を疑い始めた人達が、YouTubeやニコニコ動画を中心に、自己配信、情報収集が盛んに行われるようになったと思います。今では、個人配信が当たり前になって、発信者から本当の声を聞けるようになりました。
立花孝志さんの政治YouTubeは、とても興味深く、なぜ日本のメディアがこれを無視しているのか。海外の重要なニュースも報道しない鎖国日本が、内側から開いていくような動きが起こっています。
On The Planet で紹介されていたZ世代のみなさんにも、この日本の報道とYouTubeを通しての内部告発選挙について、どう思うか聞いてみたいです。
立花さんが立候補した埼玉補選は10.27が投開票日です。
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