第三次世界大戦?召集?イラン司令官殺害でパニックする若者たち WWIII Draft Fears Take Over Internet 

010620

あけましておめでとうございます!

2020年、アメリカは大統領選の年、そして新年早々始まるであろう、大統領弾劾の年であるはずでした。ところが、それがガラリと変わってしまいました。

トランプ大統領の命により、イランの革命防衛隊のソレイマニ司令官が殺害され、それに対しイランは報復を宣言、さらにアメリカは、報復するならイランの重要施設に対し攻撃すると、一気に緊張が高まっています。

これまでもトランプ大統領は北朝鮮のキムジョンウン氏との激しい言葉の応酬などがエスカレートすることはありましたが、今度のは言葉だけでなない、全く違います

また、オバマ政権の時には、ウサマ・ビン・ラディンの暗殺もありましたが、この人は911で数千人を殺したアルカイダというテロ集団のリーダーでした。
一方今回は一国の軍事司令官、国のナンバー2とされた人を殺したわけですから。これまでとは違うレベル。

中東はもちろん、ヨーロッパ含め世界への波及を懸念して株価は一気に下落、原油価格は高騰と、世界経済にも大きな影響が出始めています。

そしてツイッターなどネット上では、限定的な攻撃への懸念だけでなく、第三次世界大戦への恐れが氾濫しました。それを笑いに変えてやり過ごそうというミームも多数ポスト。
中には「若者の自殺が激増する僕らの世代、さもなければ戦争に行って死ぬか?」みたいな笑えないジョークも。

しかし中でも若いZ世代やミレニアル世代が仰天したのは、Draftつまり一般人からの召集が始まるのではという噂。

アメリカでは18歳以上の男性は、運転免許証をとる時などに、Selective Service Systemというのに登録しなければなりません。

有事の時にはこのリストを元に召集が来ることになっており、実際どうなっているのを知ろうとこのサイトにアクセスが殺到してクラッシュ。

実際にはアメリカ軍は志願兵でだけで成り立っており、今本当に召集するとなったら議会決定が必要なので、突然召集が始まることはあり得ませんが、戦争というものが突然リアルに迫ってきたと言っていいでしょう。

ところで、今なぜ、何のためにこの司令官を殺したのか?

この人はこれまでに多くのアメリカ軍人や一般人の死に関わってますが、ブッシュ、オバマ両大統領は、彼を暗殺する方が危険という判断をしていました。

しかしトランプ大統領は、生かしておく方が危ないという判断を下したわけです。

NYタイムスによればこの判断に対しては政権内部でも懸念が上がっていた。最終的にはトランプ氏自身の決定が下され、それに対し政権の安全保障スタッフが驚愕したとも伝えています。

これに対し保守共和党や保守メディアはトランプ大統領への全面的に同意 、アメリカへの報復に関しても、この国の強大な軍事力を考えればそう簡単に報復はできないだろうとしています。

しかし実際にアメリカ軍は報復に備えるために、これまで続けてきたイスラム国に対する攻撃は中断、影響は出始めています。

また、なぜ今このタイミングで?という疑問も多く、年明け早々始まる予定だった自身の弾劾裁判との関連を憶測する声も。

いずれにせよ何が起こってもおかしくない緊張状態が続くことは間違いなく、アメリカの最大の同盟国である日本も、自衛隊の派遣が発表されていますから、今後の動きに注視が必要と思います。

 

 

 

 

 

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