イラン対アメリカ事の顛末とトランプ再選への影響は?Attacking Iran Will Not Help Trump to be Reelected

2020年が2週間も経っていないのが信じられないほど、世界で多くの事が起きています。

ちょうど1週間前はイランとアメリカが戦争するのか?という深刻な状態でした。同時にオーストラリアでは大規模な森林火災が起き地球環境への影響が懸念されています。一つ一つの出来事の顛末を検証する余裕もない、というのが現実ですが、今日はそこをあえてキャッチアップ試みたいと思います。

アメリカのイランのソレイマニ司令官殺害を受けて急激に高まったイランとアメリカの緊張関係。どうやら軍事的な衝突は回避されました。

表向きは、トランプ大統領が「経済制裁はするけれど、報復攻撃はしない」と宣言したからです。その理由は、8日にあったイランによるイラクの米軍基地攻撃で、一人の死者も出なかったからとされています。

しかしその直後、アメリカ人とイラン人の気持ちを大きく変えてしまう衝撃的な事件が起こりました。

イランのテヘラン空港をウクライナに向けて離陸した旅客機が墜落、乗っていた176人全員が亡くなりました。そしてイラン当局は当初は機体の故障としていたのが、数日経ってから、米軍機と間違えて撃墜したと発表したのです。

これは大変な衝撃でした。言葉にはしませんが、こうした一連の争いが、旅客機への誤爆につながったことは誰の目にも明らかだからです。

イランで起きていた司令官を悼むアメリカへの怒りのデモは、嘘をついていた自国の政府への抗議デモに変わりました。

同時にアメリカメディアは、イラン司令官殺害が本当に必要だったのか、その証拠を示すよう政府に迫っています。

トランプ氏、そしてポンペイヨ国務長官は、「司令官が4箇所のアメリカ大使館を攻撃しようとしていた、差し迫った脅威があった 」としていますが、

昨日になってアメリカのエスパー国防長官が「そのような情報は把握していなかった」とコメントし、政権内の意見の食い違いが明らかになりました。

この攻撃が「差し迫った脅威」に対する 自衛的措置と国際法で認められるのか、という追求が続いている一方で、大統領がイランへの攻撃を議会の決定を待たずに行う事ができないよう、その決定権を制限する法案も下院で可決されました。

ところで実は、トランプ大統領がイランへの報復をしないと決めた最大の理由は別にあると言われています。それはトランプ氏が常に見ていて政策の参考にしているとされる、ケーブルニュース・チャンネルのFox Newsが、トランプ大統領に対しイランとの衝突を避けるよう、番組を通じてメッセージを送ったから。
これには、Fox Newsを常に目の敵にしているリベラルなアメリカ人も拍手を送ったと伝えられています。

さて、この一連の出来事が、トランプ氏の再選や、間も無く始まると見られる弾劾にどう影響してくるのか?

NY Timesは今朝の電子版の記事で、トランプ大統領とイランとの衝突は再選にマイナス。その理由はトランプ氏は2016年の公約の中で、海外への介入特に中東での長引く戦争をやめ、そのお金やエネルギーを国内の経済発展に向けるとしている。今回のイランはその約束を破り、戦争にうんざりしている国民の心理を逆撫でするものだから、としています。

本当にそうなるのか?今後新たに何が起こるのか?目が離せない状況はこれからも続きます。

 

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