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1月のアメリカはDry Januaryなんて言われるのをご存知?(Dry=禁酒)12月のホリデーシーズンにパーティなどで飲みすぎたので、1月はもう飲まない!
でもそれだけではなく、アメリカの若者の間では、お酒を飲まないのがかっこいいトレンドになりつつある。英語では#Sober Curious =素面の好奇心 なんていう言葉がインスタにあふれている。
実際に、2〜30代のミレニアル世代はその親世代に比べて飲む量が減って来ている。その下の20代前半のZ世代は、ミレニアル世代に比べて2割も減という数字が。10代の飲酒も激減している。
その結果ビールの売り上げは減り、ワインも去年から売り上げが減少に転じ、代わりに各社ノンアルコール・ドリンクをこぞって発売。ニューヨークなどの都市ではノンアルコール・バーが話題。ノンアルコール・カクテルも人気に。
はて、なぜアメリカの若者はお酒を飲まなくなってきているのか?Sober Curiousの理由をチェックしてみましょう。
(理由1)この世代はとにかく健康に気を使う世代
肉食べすぎアメリカ人、先週週に1度くらいは肉を断つ、フレキシタリアンな若者が増えているという話をしましたが、酒も同じ。
最近では体の健康だけでなく、メンタルヘルスにもお酒の飲み過ぎは良くないという認識が高まったのも理由。
(理由2)お酒抜きで安全に出会いたい!
男と女の出会いの場といえば日本でも合コンなどお酒絡み。でもそうすると、酒の上での勢い・・・なんてことにもなりがち。#metoo ムーブメントの影響で、変な誤解を受けるかも。だから飲んでない状態での出会いを求めるのがこの世代。飲まない相手と出会えるアプリも。
(理由3)アメリカの10代の飲酒と喫煙は激減、代わりにマリファナ喫煙が激増。
アメリカでは33州で医薬品としてのマリファナが合法化、11州で嗜好品としても合法化され、安全・健康というイメージが。でも10代のマリファナ喫煙のほとんどは、Vapingと呼ばれる電子タバコ。この安全性が今大きな問題になっていて必ずしもヘルシーとは言えない。
そして、最後にアメリカの若者が酒を断つ理由その4
(理由4)ソーシャルメディアが見張っているから!
かつては飲みすぎて暴れても次の日笑ってすませたが、今や誰かがビデオを回してる。ソーシャルメディアに乗ったら一生残ってしまう。それが進学や就職の妨げにもなるかもしれない。なぜなら最近履歴書の代わりにfacebookやインスタのポスト見せてという会社も増えて来ているから。
この変化、日本にもやってくる?