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現在アメリカの感染者、85000人を超え世界トップ。
ニューヨーク州39000人、そのうち中心部のニューヨーク市は23000人。
最新の数字はここで確認できます。
03-26-20 1:00 PM EDT
ニューヨークついに本当の非常事態が訪れようとしています。
コロナウイルス、アメリカの死者は1000人を超えました。昨日はこれまでで最高の223人もの人が亡くなりました。
感染者の数はアメリカ全体で6万9千人、中国、イタリアに続いて3位ですがそれに迫る勢い。
その半分近くがニューヨーク州で3万7千人、死者350人は昨日より100人も増えています。そしてその中でも密集するニューヨーク市は2万1千人、死者の数280人文字通り世界の感染の震源地に。
ニューヨーク市長は、市民の6割が感染する可能性があるとコメント。
昨日もお伝えしましたが、ニューヨーク市から出た人は14日間の自主隔離を求められる緩やかな封鎖状態に。
ニューヨークの感染ピークは2〜3週間後と予測され、それに備えて今圧倒的に足りないベッド数を補うための仮設病院の設営から、不足物資や人員の調達などを行っているが、
ニューヨーク市内の病院はパンク状態という悲鳴が医療従事者から上がっています。
私は友人の看護師は1週間以上前からもうマスクやガウンが底をつきそうだと言っていましたが、ついに今それが来ているのです。
同時にニューヨークの地元メディアでは今日、市内の病院の危機的状況を一斉に報道。
NYポストではマンハッタンの大病院で、感染を防ぐための使い捨ての医療用ガウンを節約するために、黒い大型のゴミ袋に穴を開けてポンチョのように被って仕事をする看護師たちの姿を1面で取り上げ、同じ職場の看護師が感染で亡くなったことを報道 。
またニューヨークタイムスは、1つの病院から1日で13人もの死者が出ている。この市民病院では既に500床の施設を全てコロナ患者用に変えた。マスクや人工呼吸器も既に足りず、入院する前にERで亡くなる人もいる、
市内全ての病院のICUも昨日の段階でキャパいっぱいと伝えているが、医療関係者から直接聞く話はそれ以上にひどいものです。
NYCの病院には既に5000人以上のコロナ患者が入院しているとされているがピークはまだ先、
これから何万人という患者を受け入れるためには、 マスクや人工呼吸器だけではなく新たな病院がいくつも必要。
マンハッタンのコンベンションセンターが2000人収容の病院に改造されているが、ホテルやスポーツアリーナなどもこれから病院に改造される予定。
また必要な医師や看護師を確保するために、既に引退した人を呼び戻したり、医学生を早めに卒業させるなどの対応をしていますが、こうした対策もウイルスのスピードには追いついていない状況です。
そして、マンハッタン最大の市民病院には、3600人収容の仮設の死体安置所も作られ、市民を驚かせました。
しかし思い返すとNYCで最初の感染者が出たのは3月1日、この時点でアメリカ全体の死者は二人。それから1ヶ月立たないうちにやって来たこの危機的状況、コロナを甘く見てはいけない!とひしひしと感じています。
もう公園への散歩もやめて、買い物も控えて家にじっとしていようと思います。それが自分にも他人にも感染させない唯一の方法。そしてコロナウイルスの対策は、やり過ぎても足りない、それを日本の皆さんにもわかっていただきたいと思っています。