「LGBTQマーチ」から「市役所を占拠せよ」:進化するブラックライブスマター運動取材レポート Black Lives Matter Protest Evoloves

06-29-20

JFN/TOKYOFM 全国36局ネットのOn The Planetでレポートした内容に加筆再構成しています。)

ジョージ・フロイドの殺害事件から1ヶ月が過ぎましたが、ブラックライブスマター運動は少しずつその姿を変えながら続いています。

ニューヨークでは多い時は市内数十箇所で様々な活動が展開されています。
先週と今週にかけて行われた活動には2つの大きなテーマがあります。まずはこれ。

 

アメリカの6月はプライドマンス、LGBTQの文化を祝い権利を守る月です。

特に昨日日曜日は例年なら大規模なLGBTQパレードの日ですがコロナの影響で中止、代わりに小規模な集まりやLGBTQの人権を守るためのデモが、連日ニューヨーク中で行われています。これもその一つ、先週木曜日に取材しました。

ブラックトランスライブスマター。LGBTQへのヘイトクライムの中でも、有色人種のトランスジェンダーは二重の差別・暴力にあってきています。今月もミズーリ州とフロリダ州で二人のトランスジェンダーが殺されていて、その一人は警官の銃で撃たれて亡くなっています。一般人はほとんど知らないこうした事実を訴えてデモ行進しました。

出発地点は、世界のLGBTQ運動の発祥の地グリニッジビレッジのバーStonewall Inn。そのきっかけは、ゲイバーだからという理由で突入してきた警官隊と客が衝突したことでした。

デモは小規模ながら様々な肌の色の若者でエネルギーに満ちたもの。約3キロの道を行進して到着した先では、別の抗議行動と合流です。

 

ニューヨーク市役所前では連日数千人が集まり、警察予算の削減を求め抗議行動を行っています。

夜は数百人がキャンプをはって泊まり込みで抗議。
Occupy City Hall シティホールを占拠せよ、NYPDニューヨーク市警の正規の予算だけでも6000億円(実際には色々合わせて1万1000億円という、小さな国の軍事予算並み)軍隊並みの武器を含め警察の不必要なパワーが行きすぎた警察暴力の原因になり、多くの黒人が犠牲になっている。

そこでこの警察予算の一部を、教育やホームレス問題に振り替えるよう要求。実は警察の予算削減、機構変革というのは2013年にブラックライブスマター運動が始まって以降一貫して掲げている目標です。

ニューヨーク市役所では水曜日に投票が行われ、成立する見込みではありますが、デブラシオニューヨーク市長がこれに賛成していないために、確実に投票が行われるまでは、ここで見張っているというのが趣旨です。

ギターの弾き語りで歌ったり、(上のfacebookに上がっているビデオでは、黒人と白人の男性がデュオで1960年代のプロテストソング、I Shall Be Releasedを歌っています)9年前のOccupy Wall Street(ウォール・ストリートを占拠せよ運動)を思い出させますが、男性が多かった当時に比べ、今回は20代の白人女性のアライ(協力者)が圧倒的で、水や食べ物の支給から、簡易トイレやシャワー 、WIFIまで整い、こうした設備の管理もボランティアが24時間交代制できちんとやっています。

これらの抗議行動はいずれも平和的なもので、特にこの占拠はピクニックと間違えているんじゃないかという批判まで出るほど。

抗議行動が日常になっているという、この世代の特色をよく表しています。

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