大統領選取材のためアップデートが少なくてごめんなさい!
今週金曜日まで毎朝TOKYO FM の朝7:20 ~ One Morningと9:20~ Blue Ocean で現地レポートを入れていますのでぜひ聞いてください。
ミレニアル世代・Z世代の動向にご興味ある方はこの2つの記事を
「トランプは落選する」ファッションが映すアメリカ世論の劇的変化
フェイクニュースや支持者をターゲットにした情報操作についてはこちら
トランプおろしが強まるほどトランプ支持者が熱狂する皮肉な理由
5日木曜日TBSラジオのアシタノカレッジにはZ世代の投票がどうだったのか?レポートします。
また私のツイッターでも情報更新していますのでぜひ!
11-02-20
(JFN/TOKYOFM 全国36局ネットのOn The Planetでレポートした内容に加筆再構成しています。)
大統領選いよいよ明日!
最後の1日トランプ、バイデン両候補は今回最大の激戦州となっているペンシルバニア州を中心に各州を駆け回って投票呼びかけ。バイデン氏の集会にはレディ・ガガ、ジョン・レジェンドが応援に駆けつける予定。
全米の世論調査ではバイデン氏が平均で8.4%リード、
しかしフロリダ、ペンシルバニアなど激戦州では僅差が続き、まだ先は見通せない。
そんな中、期日前に投票した人はこれまで9000万人を超えて、これは4年前の全投票の3分の2。最終的に記録的な投票率が予想されている。
トランプ・バイデン、果たしてどちらが勝つのか?
こう僅差だと、以前もお伝えしたように既に気持ちは決まっているけれど、普段は投票行動につながらない人が、どれだけ明日投票に行くかどうかで決まる。
トランプ氏の場合は 隠れトランプがまだどれだけいるか?
トランプ支持者(共和党)考え方は、幸せに生きるためにはお金が大事、減税して規制緩和してくれる大統領を支持。それなら人格はどうでもいいと堂々と言う有権者も。
彼らが投票当日に大挙して投票所に押し寄せるのか?
一方でバイデン氏の場合は、普段投票しないミレニアル&Z世代の若者、そしてマイノリティがどれだけ投票するかにかかっている。
彼らの考え方は、大統領は人格も大事。そして 税金を使って地球温暖化規制や格差や差別をなくすことで皆で豊かになって行きたいと言う、民主党的な考え方。
彼らが期日前投票に記録的な数の投票をしているが、さて投票当日はどうなるか?
同じように幸せな未来を求めているのに、正しいと信じているやり方が違う。どうしてもお互いに譲れない。
こうした分断は支持者たちをヒートアップさせ、一部の極端な行動にも現れている。
実は選挙当日以降、結果に納得できない人々が全米で抗議行動を起こし、それが暴動につながる可能性が高まっている。
ニューヨークでもデパートや銀行などが既に厚い板で覆われて完全防備。(ブラックライブスマター運動に便乗した略奪の記憶が新しいから)
実は昨日ニューヨークでは、トランプ支持者の車が列をなして橋の通行を妨げ、それに対する反対派と警察が衝突する事件も起きている。
民主党州のニューヨークでさえこれだから、激戦州でのリスクは想像を絶する。
さらに郵便投票が多かった今年は票のカウントも長引くと予想され、最終的な決定までに最低でも数日かかる可能性が。その間もリスクは続く。
トランプ氏自身が「長引けば大混乱になる」と煽るような発言をして批判されたりもしている。
明日の投票がどんな結果になっても、アメリカが大荒れになるのは避けられないかもという懸念が広がっている。続きはまたお伝えします。