[Radio]ニューヨーク・クリスマスの伝統ホリデー・ウィンドーのちょっといい話 New York Loves Holiday Windows

(JFNのラジオ番組Day By Dayにレポートした内容を再構成しています。メインパーソナリティは桑原りささんです。)

クリスマスまであと4日!
今年は事件が多くて、クリスマスらしい話が全然できず、今日が最後のチャンス!
ということで、 行ってきました。ニューヨークのクリスマスのあらゆるきらめきが散りばめられているこの通り、5th Avenue! 5番街のキラキラ・クリスマス気分いっぱいでお届けします!

まずロックフェラーセンターの巨大クリスマスツリーが5番街から見える。

そしてティファニーからカルティエからフェラガモからあらゆるブランドのショップが建物ごとキラキラ・ディスプレーがされている。カルティエは毎年定番、建物に輝く赤いリボンがかかっているようなイルミネーション。歩いているだけでロマンチックな気分に!

そして極め付けは、デパートのショーウィンドー。ニューヨークには「クリスマス・ウィンドー(ホリデー・ウィンドー)」という伝統があって、どこのデパートも毎年工夫を凝らしたディスプレーを競い、ニュースになるくらい。

例えばロックフェラーツリーの向かいにある高級デパートSaks Fifth Avenueでは、今年はディズニーの白雪姫の80周年を祝って白雪姫のストーリー。

継母の企みで毒リンゴを食べさせられて、最後に王子様のキスで目覚めるまでが、10枚のウィンドーに展開していく。

ほとんどが機械仕掛けで白雪姫や木こりたちが歩いたり踊ったり、王子様もちゃんと動いてキスをする。でも全然子供っぽくない。お部屋や森の中のデザインもゴシック調というか、

大人のおとぎ話な雰囲気。ディテールまでとても細かく作りこんであるから、1つ1つのウィンドーをじっくり楽しみたい。(ものすごい人なのでなかなか難しい)

実はこのSaks Fifth Avenueがすごいのはウィンドーだけではない。ウィンドーの上、建物の外壁で3Dプロジェクション・マッピングのショーもある。15分に1回 ビルの壁にお城が現れて、音楽に合わせてあらゆる色に変わりながらキラキラと輝く。

このクリスマス・ウィンドーが始まったのは19世紀の終わりころと言われている。Macy’sというニューヨークでも最も歴史のあるデパートが始めた。それが今のように凝ったものになったのは、70年くらい前から。

実はニューヨークのクリスマス・ウィンドーを、デザイン性の高い、しかも動くディスプレーに変えた仕掛け人がいます。

スペース・デザインというニューヨークのスタジオ。広いスタジオで約30人のアーティストが、メジャーなデパートのクリスマス・ウィンドーを 複数、同時進行手がけている。でも彼らさすがプロ。店ごとの個性をちゃんと出しているから、ちょっと見ただけではわからないんです。(以前ディレクターとしてテレビで取材したビデオはこちらから

さらに近年は彼らにインスパイアされた新しいアーティストや、3Dマッピングなどの技術も加わって、ニューヨークのクリスマス・ウィンドーはますますエンタメ性が高い、楽しいものになっています。

そして何よりタダ!まさにお店からニューヨークの街へのプレゼントを、今日は私から皆さんへのクリスマスプレゼントということでお伝えしました。

Saks Fifth Avenue白雪姫の全10シーンの写真などはこの後ギャラリーにアップするのでお楽しみに!

Day By Day(JFN系全国19局ネット)青森・岩手・秋田・山形・栃木・長野・福井・岐阜・滋賀・山陰・岡山・山口・徳島・高知・香川・大分・佐賀・長崎・鹿児島
http://park.gsj.mobi/program/show/27306

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