ヘイトクライムはなくなっていない、全米のアジア系が結集した抗議集会 Justice For Asian Women Took Place in 12 Cities Including NYC Times Square

03.21.22  TOKYOFM 全国36局ネットのOn The Planetでレポートした内容に加筆再構成したものです。

あまり報道されないのでご存じない方も多いと思いますが、アジア系アメリカ人へのヘイトクライムはますます深刻化しています。

去年1年間にアジア系の5人に1人がヘイトが原因の事象に巻き込まれたという数字があるほど。中でも女性の被害者が過半数で、女性の74%は差別を経験しています。

つい先日もニューヨーク州郊外で67歳のアジア系女性が125回殴られると言う事件が。

実は去年オンプラでもお伝えした南部アトランタでアジア系6人を含む8人が殺害されてから先週16日で1周年。

これまでにニューヨークでも抗議集会が開かれ、ヘイトクライム防止法という連邦法も去年5月に成立。しかしヘイトが関わる事象は減るどころか増えている。

コロナ禍で貼られた「チャイナウイルス」というレッテルはまだ消えていない上に、インフレや格差拡大で世の中が不安定な中、小柄でおとなしく狙いやすいアジア系がヘイトや犯罪のターゲットになっている。

そこで16日「アジア系女性に正義を」と題された集会が全米12都市を結んで同時開催。

「アジア系の歴史はアメリカの歴史」

主催したのはスタンド・ウィズ・アジアン・アメリカンなど複数の団体。ニューヨークではタイムズスクエアに約250人が集まり「アジア系へのヘイトをやめろ」などのプラカードを掲げました。

ミン・ジン・リーさん

全員女性の登壇者は今映画がヒット中のベストセラー小説“パチンコ”の著書ミン・ジン・リー氏、3人のヘイトクライムの犠牲者、そしてキャシー・ホークル州知事も。「ニューヨーカーが一致団結してアジア系へのヘイトを終わらせよう。」と宣言。

スピーチと共に音楽の演奏も。その1人ニューヨーク在住の作曲家でビッグバンド指揮者の宮嶋みぎわさんは、和太鼓やバイオリン、サックス、トランペットと共に観客も一緒に合唱する曲を披露。

その時のみぎわさんのコメントが私たち日本人にもとても重要なのでお伝えします。

「日本以外のアジア系の人たちとここまで深く本当のこころの繋りを持てたと感じたのは今日が初めて。」

実はアジア系と一口にいっても、 皆さんご存知のように日本中国韓国はもとよりフィリピンやインドネシアなど多岐に渡っている。

文化の違いもあって、日本にいる日本人のみなさんもなかなか自分がアジア系と実感することは難しいのでは?

でもニューヨークでは外見は皆同じに見えるから誰でもヘイトの犠牲になりうる。

一方あらゆるアジア系が暮らすニューヨークでも、これまで一致団結して何かをすると言う事はまずなかったし、簡単ではなかったからアジア系が団結した歴史的な集会とも言える。

もう1つは、今アジア系特に女性や高齢者は犯罪を恐れて公共交通機関を避けたり、隠れるようにして不安の中で生活しているが、ヘイトクライム犠牲者が声を出すのは簡単ではない。

なかなかヘイトとして認められなかったり、犠牲者の方が悪いというような誹謗中傷の対象にもなりがち。

バラバラのままでいたら数的にも少ないマイノリティのまま。でもそれが団結することでもっと社会的にも大きな声が出せる。政治家や警察などへの影響力も高まる。

それを「声を出そう、団結して犠牲者をサポートしていこう」という動きの第一歩としても重要。

さてそして私もニューヨークで暮らすアジア系の1人。

私は暴力にあったことはないが・・・・直近だと地下鉄内で座った席の前にいた男性がいきなり、チャイナウィルスが乗ってきたぞみたいなことを言い始め、ゴーバックトゥーチャイナと言われたので、ああまたかと思って近くの席に変わったのに、同じようなことを乗っているずっと言われ続けました。

また別の日に、乗ろうとした私と入れ替わりに降りてきた明らかにドラッグでハイになってる女性が、私にぶつかるようにして降りていきました。その後車内の真ん中へんでポールにつかまって立っていたら、背後からすごい勢いで激突されました。降りたと思っていたらまた乗ってきて私を狙っていたようです。すごく怖かったのですが別に怪我をしたわけでもなく、相手はもう頭がおかしいのはわかっていたので、その人が別の車両に移っていったのを確認してそのまま乗ってました。

ほんとにこのぐらい日常茶飯事。今年に入って地下鉄から突き落とされてなくなったという事件もあり、特に地下鉄に乗るときには後ろに誰かいるか、ホームを歩く時にも後ろに誰も歩いていないこと、また混んでいるときは変な人がいないかを常に確認しながら緊張して乗っています。こんな事はパンデミックの前はなかったので本当に疲れます。

宮嶋みぎわ写真:植山慎太郎(c)

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