英王室にバイレイシャルの花嫁のインパクト Groundbreaking Multicultural Royal Wedding

5-22-18

ロイヤルウェディングとかセレブの結婚式とか・・・普段私はあまり興味ありません。
でも今回は違いました。

イギリスのハリー王子とMeghan Markleさんのウェディング。

私だけでなく、アメリカ人の異例の関心を集めました。

テレビで中継を見た人は数だけで比べると、時差で朝4時からの中継だったにもかかわらず、イギリス人よりも多かった。(人口が違うので比べるのは難しいですが)
とにかくアメリカでは前回のウィリアム王子の結婚式よりもずっと多くの人が見た。

その理由はジバンシーとステラ・マッカートニーのドレスも、車はブルーのビンテージ・ジャガー の車も、ハリー王子のお母さんのダイアナ妃の結婚指輪もあったけれど、

Meghanさんはアメリカ人だったこと。
そして離婚歴があり、女優さんでもあり、政治的な発言もするコメンテーター。
そして人々の関心を集めた最大の理由は、人種的にはアフリカン・アメリカンと白人のbiracialということ(お母さんがAfrican American)

アフリカン・アメリカンの血を引く人がイギリス王室に入るのはもちろん初めて。それどころかイギリスの白人男性が他の人種と結婚する例もまだ珍しい。(100人のうち4人という数字が)

ここでちょっぴり歴史のお勉強・・・イギリスは今は小さな国だけど、かつてのイギリス帝国時代の植民地が連邦加盟国として残り、その数世界53カ国。そしてもちろん黒人奴隷の歴史もある。
特に多くのカリブの島々の植民地のプランテーションにはアフリカから連れてこられた奴隷が働いた。私たちが今楽しんでいるコーヒー産業が発達したのも、アフリカ奴隷がいたからと言っていい。

だからイギリス王室がbiracialのMeghanさんを花嫁に迎えたというのは、未来に向けての大きな変革、アメリカだけでなく世界が拍手を送った。

で話を戻してロイヤルウェディング当日、St. George’s Chapelでのセレモニーにも新たなイギリス王室が反映されたというより・・・列席した王室の面々も、テレビで見ていた世界の人も驚いた。

まずウェディングを音楽で祝ったのは、20人編成のゴスペル・クワイア。ゴスペルといえば、黒人教会には欠かせない、時には踊りながら祈りを捧げるスタイルで、アメリカのR&Bの名曲「Stand By Me」を歌った。

さらに皆がもっと驚いた、そして世界中に報道されたのは、アメリカ・シカゴから招待されて説教したMichael Curry 主教、

英国国教会のアメリカ版Episcopal派の主教で、アフリカン・アメリカンとしては初めて、この宗派全体を仕切る総裁主教になった人。自分が奴隷の子孫であることを公言しているだけでなく、身振り手振りで情熱的な、そして時にはユーモアを交えた説教で知られている。

その彼が聖書ではなくi-padを見ながら、 身振り手振りで笑顔の説教を始めると、それが面白いんです。ロイヤルカップルや列席者からは時折大きな笑顔がこぼれたり、一方ではどう反応していいかわからず下を向く人も。

でもその内容は、愛のパワーで世界を変えることができるというもので、本当に素晴らしかった。キリスト教というのは「愛の宗教」であることを再確認した。

というのは、アメリカでは今、キリスト教の名の下で、有色人種を差別したり、国を分断させる動きが起こっている。イギリスでも移民問題に端を発したEU離脱が起こっている。

そういう時代に有色人種の花嫁を受け入れたイギリス王室が、ウェディングでこういうメッセージを出したということは、世界にとって非常に大きい。そして愛のパワーで世界を変えようとして夭折したお母さんのダイアナ妃の思いを受けついだということにもなる。

観客の反応が微妙で面白いマイケル・カリー主教の説教ビデオ

日本語訳がcourrierに出ていました、さすが!

https://courrier.jp/news/archives/122309/

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