アメリカ真の夜明け?バイデン就任前夜コロナ犠牲者追悼式&エンタメ王国総動員の当日プレビュー 2021 Inauguration Timeline

01-19-20

JFN/TOKYOFM 全国36局ネットのOn The Planetでレポートした内容に加筆再構成しています。)

大統領選就任式を目前に、政治イベントでありながらエンタメも山盛りの1日をご紹介!

今月6日の議会での暴動を受けて、ワシントンDCの街は2万人以上の州兵が警備するほぼロックダウン状態、それでもバイデン 氏は議会前屋外でのイベントを決行。現地時間1月20日午後12時1分、通例通りに大統領と副大統領が宣誓。それをもって大統領が交代する。

通常なら20万枚配られるチケット、今回は招かれるのは関係者のみ2000人だそう。

最初に国家を歌うのはレディ・ガガ、そしてジェニファー・ロペス、ガース・ブルックスも歌を披露。恒例の詩を読み上げるのは史上最年少22歳のアフリカンアメリカンの詩人アマンダ・ゴーマン。

しかし普通なら当然出席するはずのトランプ大統領は欠席なばかりか、独自のお別れイベントをアンドルース空軍基地で朝8時から開催、その足でまだ大統領専用機が使える午前中の間にマイアミに飛ぶ予定だそう。

一方バイデン夫妻は就任式の後アーリントン墓地に赴き無名兵士を供養、続いて午後3時15分からホワイトハウスへのパレード。しかし無観客で寂しいので、代わりにバーチャル全米ツアーParade Across Americaがストリーミングされる。

司会の女優ケリー・ワシントンからアンドラ・デイ、アース・ウィンド&ファイアなどの他、全米各地から子供達や先生、マーチングバンドやコーラス隊など数百人が参加。

そして90年代のバンド、New Radicalsが22年ぶり1日だけ再結成。彼らの名曲「You Get What You Give」は選挙運動中にカマラ・ハリスのテーマ曲、実はバイデン氏の息子で2015年がんで亡くなったボー・バイデン が闘病中に聞いていた曲でもあるそう。聞いているだけで希望が溢れてくる、そして二人にとって縁が深いこの演奏でバーチャルパレードが締めくくられる。

そして夜のパーティ。8時半からのテレビ中継はトム・ハンクスが司会。ブルース・スプリングスティーン、フー・ファイターズ、ジョン・ボン・ジョヴィ、デミ・ロバート、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・レジェンドらが参加。コロナに負けずエンタメ王国ならではの華やかな一夜となる。

最後に今夜、つまり就任式前夜先ほど行われたばかりのこの催しを紹介しておきたい。

毎回人でいっぱいになるナショナルモール、今回は立ち入り禁止のエリアに、19万本の星条旗を敷き詰め、折しも今日40万人を超えたコロナ犠牲者の追悼式がバイデン 、ハリス夫妻が列席して行われた。これには全米の都市や市町村が参加、教会の鐘を鳴らしたり、ニューヨークではエンパイアステートビルのライトアップが点滅した。失われた命への祈りはアメリカが癒され再び1つになるための祈りでもあった。バイデン氏がこの追悼式を就任式よりも何よりも先にやりたかった気持ちが伝わってくる。

バイデン氏は前述したように息子をガンで亡くしているが、49年前妻と幼い子供を交通事故で失うという悲劇に見舞われている。人の痛みがわかる暖かい人柄こそ、今アメリカのリーダーに必要なものかもしれない。

 

これらの様子は主要テレビチャンネルやソーシャルメディアのストリーミングそしてバイデン 就任式の公式ウェブサイトで見られるのでチェックしてみて。https://bideninaugural.org/watch/

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