有罪だけど無罪、トランプ弾劾裁判の何とも言えない後味: Guilty But Not Guilty, Trump’s Acquittal

02-15-21

JFN/TOKYOFM 全国36局ネットのOn The Planetでレポートした内容に加筆再構成しています。)

今日はPresident’s dayという休日(ワシントン初代大統領の誕生日を記念)

ところが広いアメリカの半分以上が記録的な寒波に襲われていてノースダコタ州でマイナス46度を記録、南部テキサスでもマイナス20度 、ブリザードになっているところ、大規模な交通事故、 停電などの被害が。

日本も東北の地震、被害を受けた方にお見舞い申し上げます。

さてアメリカの政治の方はようやく嵐が去るのかどうか?

先週火曜日上院で始まったトランプ元大統領の弾劾裁判、罪状は5人の死者を出した1月6日のトランプ支持者による議会襲撃を、トランプ氏が扇動した疑いですが、土曜日にスピード評決され、無罪が確定しました。

予想通りの結果ということでそれほど驚きはありませんでしたが、決してトランプ氏に責任がないという結果ではありません。共和党の少数党院内総務マッコーネル氏の言葉を借りるなら、有罪、でも無罪。それどういう意味なのか? 気になるポイントをチェック。

– なぜ有罪投票が過半数(57対43)でも無罪?→ 大統領弾劾にはスーパーマジョリティと言われる3分の2が必要だから。

– 史上初の超党派による弾劾評決→共和党が7人も有罪に投票したから。ユニティ(団結)に少しは近づいた?

– 有罪、でも無罪→無罪に投票した共和党マッコーネル議員のスピーチに驚きの声。

少数党院内総務のマッコーネル議員が評決が確定した後になってから、突然トランプ氏がどれほど有罪であるかを切々とスピーチで訴え。「暴動の責任はトランプ氏にあるのは明白だが、自分たちは有罪にはできなかった、なぜなら現職でない大統領を弾劾するのは憲法違反だから」とかねてからの主張を繰り返し。

しかしこの憲法違反という解釈には ほとんどの憲法学者は異論。そして暴動が起きたのも下院で弾劾された時もトランプ氏はまだ任期中で 、それが、裁判が退任後にずれ込んだのはマッコーネル氏自身がそう提案したから。それを全部決まってからなぜ今更?後出しジャンケンではないかと思ってしまったほど。

とはいえ結局、共和党のマジョリティは未だ支持者が多いトランプ氏の影を恐れて、この言い訳で落ち着いたとの見方が強い。

そして最新の世論調査では 国民の6割近くはトランプ氏有罪にすべきだったと考えているが、憤りながらも弾劾は政治的なものだから仕方ないとわりと冷静に受け止めている。

それよりも今は早く議会を平常に戻し、山積みの懸案事項特にコロナ対策をやるべきだとの声が強いのと、トランプ氏はこの件で刑事訴追される可能性があることに望みを託す人も。(トランプ氏は他にも別件でNYやジョージアで司法当局の捜査対象になっている。)

一方でトランプ氏とその支持者は、共和党は未だトランプ党であると鼻息荒く、義理の娘ララ・トランプを、自分に反対票を投じた議員にぶつけて2022年の中間挙に立候補させるという情報もあり、トランプ氏をめぐる分断はまだまだ続きそう。

 

 

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